【銀魂】攘夷四天王と“影”のお姫様３

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、




　沖田さん
　土方さんに蹴られ、廊下に追い出されてしまいました




土方「大丈夫か？」


『え、ええ…』



　何ともないです…




土方「本当か？ その…口…やられてただろ…？平気、なのか…？」



　口…？
　もしかして、さっきのことを気にしてくれてます？
　沖田さんにキスされたことを…




『平気ですよ。もう何年も昔、尊敬していた方にされたこともありますから』



　全然、平気なのです




土方「昔？誰だよ」


『気になりますか？私のファーストキスが誰なのか？』


土方「……」



「い、いい。俺は別に興味ねェって」




　ふふっ、そうでしょう
　私の昔話なんて誰も興味ないのですから






土方「……悲しくなったら言えよ？アイツに責任取らせっから」


『まあ！それはありがとうございます』




土方「あ、責任っつーのは嫁入りとかじゃねェぞ？ 借金だからな」






　ん？なぜ、言い返したのでしょう

　



、





土方「取り合えず、ほら、飯」



　あ！ご飯！
　そうでした。副長さんに持ってきてもらっちゃったんでした



　ほかほかの白いご飯に焼き鮭
　冷ややっこもオボンに乗っています

　

　美味しそう…！





『いただきます！あ＿＿＿』



、




、




、





『副長さんも食べますか？』




、




土方「え" なんで俺が…」



『美味しそう…とこちらを見ていたので』



土方「見てねぇし、ひとりで食ってろ」




　あちゃ。私の勘違いでしたか


　副長さん、そっぽを向いてしまいました



　でも、なんででしょう…





　黒髪と制服の隙間から見える首後ろが…


　真っ赤に燃え上がっているのは…





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、





土方「(アイツのこと、見すぎだ…俺は…)」





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