検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:6,287 hit

. ページ13

.









依央利「Aは?最近どうなの



あの人たちとうまくやれてるの」





依央利は、3人がいることを知りながら




そんな質問を投げかける




A「べつに普通だよ」




依央利「辛くない?」






A「全然辛くない、、、楽しい、」





その言葉は、依央利も草むらの3人も黙らせた





依央利「楽しいなんて言葉、、、久々に聞いた





それに、なんだか顔つきが変わった」





A「そうかな、、



あの人たちといると締まりがなくなる」




そう言うとAは頬をギュッと上にあげた





依央利「はは、うん、締まりがない」






本当はそういうことじゃなかった




依央利が言いたかったのは





柔らかくなった



前よりずっと人間らしくなった




そんな意味だった






A「銀さん、、たちといると




心があったかくなるんだ




体中の、体温が上がる




らしくないこと、たくさんしちゃう、」





銀さん、、




依央利はさっきのくるくるパーマの男を思い出す





依央利「それが本来のお前なんだろ」




A「うん、、そうかも、



でも、これ以上幸せになったらいけないね」





そういうとAはまた悲しそうな顔に戻る





依央利「そんなこと、、、っ」






否定しようとした依央利の言葉は




A「依央利変わってなくてよかった」





わざと話逸らしたAに遮られる







依央利「…はぁ、、




まぁ、ね、




おれは、もともと曲がってるからね




いまさらあんなやつの1人や2人で変わらないよ」





A「はは、たしかに、、



じゃあ、そろそろ行くね、みんな心配しちゃう」




ベンチから立ち上がったAに




依央利は叫ぶように呼び止める





「おい!A、、



じいさんもおれもお前の幸せ願ってるから」




振り向いたAはなにも言わず





でもふっと笑ってそのまま歩いた





結局、連れ戻されることもなく




依央利は何しにきたのかAはわからなかった





本当に様子を見にきただけなのか、、









最後の依央利の言葉が




おじいちゃんの声と重なって聞こえる






「お前は幸せもんなんだよいい加減気づけ



いろんなもんの上でお前はちゃんと立っていられる



立ってまっすぐ歩いていられるんだよ、、だから...」







何故かそのあとが思い出せなかった





昔すぎるのか、、、






歩きながらAはそんなことを思っていた







.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 万事屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月28日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。