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神楽「すごいアル、、


朝からごちそうネ」




そう言うと炊飯器を抱え込んでご飯を食べ始める





A「あれ、、え、、」





炊飯器ってそう言う食べ方だっけ



錯覚しそうになる




銀時「おい!神楽!何やってんだよ!!!!!


少し寄越せ!!」




神楽「いやアル!!!



このご飯は全て私のものネ!!!」




そう言ってご飯を取り合う




作ったAとしては、嬉しい喧嘩だ



新八「気にしないでください



神楽ちゃん、たくさん食べるんです



Aさんはこれを」






困ったように笑う新八は、



お茶碗によそったご飯をAに渡す




A「ありがとう、




あれ、たくさん食べるって量じゃないよね




ほぼ妖怪だよね」




新八「あはは、妖怪って、、、





神楽ちゃんは、夜兎っていって




なんでも、そういう種族らしいです」




天人なのか、、




Aはここで初めて神楽が天人だと知る





どうりで不思議な喋り方、色白いわけだと納得する





A「あ、、、私これもらっていいの?





新八くんは?」





神楽に驚きすぎて





Aは無意識にご飯を受け取っていたと気づく






新八「僕は食べてきたんで」


 


新八の家は




恒道館という道場をやっている




朝ご飯は姉と一緒に食べてから来るのだとか





A「そうなんだ、




じゃあ、もらうね、ありがとう」





どうぞ、新八はにっこり笑って神楽を止めに入る

 




その一連の流れを銀時は神楽と戦いながら見ていた







あいつらいつの間に仲良くなったんだ





歳も近いし、そりゃ仲良くなるか





そこでふと銀時は気付く





銀時「あれ、、敬語……」






気付いた言葉は口から洩れていた






神楽「銀ちゃん、なにアルか」




銀時「や、なんでもねえよ」




そう言うと銀時は、




神楽の頭を押して炊飯器を奪い取る




神楽「あぁーー!



や〜め〜ろ〜ヤ」




銀時「うるせえ!飯は俺のだ!」




その大人がないやりとりに

 


新八もAもそろそろ飽きてきた




A「神楽ちゃん、



よかったら、これ食べてください



炊飯器ほどは、ないけど、、」





神楽「えっ!?いいアルか!!?」




A「はい」




そう言うと、Aはやっぱりふっと笑って





神楽に先程のお椀を渡す




神楽「きゃっほー!A!ありがとネ」





神楽は、銀時には目もくれず、そのご飯にがっつく






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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月20日 7時

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