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土「マヨはな、何にでも合うんだ
ケーキ然り、焼きそば然り、
ハンバーグとかカレーにだってな、、」
なんとなく?でついてきてくれた買い物
さっきから止まらないマヨネーズ愛を語る土方さん
土「ってなわけで、今度食べてみるか?」
『ええ?!!』
マヨネーズのことになると
偏差値が3になるらしい
『いらないです、、、
なんていうか、その、、いらないです、』
土「物は試しだ!
食べてみたら新しい発見があるぞ」
こんなにキラキラした目なんて見たことない
『…ぷっ、、あはははは、
すごい、好きなんですね、マヨネーズ、』
土「え?…、、、あぁ、悪りぃ」
『そんな土方さん、見たことないから
ちょっと、ツボに入ってます、、
あははははは、、、』
土「う、うるせえな」
少しだけ赤く見えるのは夕日のせいかな
『いえ、いいと思います、そういうの
なんか、ぷっ、くくくく、、、、』
土「て、てめぇ、、、、、
いつまで笑ってやがんだ」
耐えきれなくてふき出した私の頭をチャップする
『え、ちょ、痛い
なんで、なんで!!!』
土「笑い声がうるせぇんだよ
近所迷惑」
『絶対そんな大きくな、、、い、、』
頭を抑えた手の行き場に困る
思わず目を開けて見つめてしまう
『わ、笑ってるー、、!』
土「ああ??」
『初めて見ました!笑ってるの!!!
うはぁあ、新鮮!いいもん見た!』
土「っ、、、、、/////
俺だって笑うわ、毎日笑うわ!!!!
お前、、本当にちょっと黙れ、、、」
『て、照れてるのも初めて見たあああ』
嬉しい
鬼の副長の鬼じゃない面を見れた
そのあと、瞳孔開き切って
完全に不機嫌になってたけど、、
私の中では大きな収穫だ
土「それより、なんかお前、いい匂いしねえ?」
『やだなあ、土方さん、
ナンパは他所でやってください』
土「誰が、てめえなんかナンパするかよ!!
本当になんか匂うんだよ、柑橘系の匂い」
『ええ、なんだろう、
あ、もしかしてこれかも
この石、みかんみたいな匂いがするんですよね
そんなに強くないはずだけど』
そう言って渡す
土「ああ、これだ、この匂い」
『土方さんって鼻、効くんですね』
土「ああ?、いや、普通だろ」
なんてことない、帰り道
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月8日 16時