【五条悟】マッチングアプリで会ってみたら同僚だった。

1話 イケメン彼氏を要求する ページ1

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もう少しで私は28歳になる。
結婚も出来ず、最後に彼氏がいたのは中学生くらいだっただろうか、と思い返してこの約10年間労働しかしていなかったことに気付く。

取り敢えず、と同僚の家入硝子からやってみたら、と教えてもらった所謂出会い系アプリを軽い気持ちで入れてみた。
顔写真を付けるのに困って、20歳の時の同窓会で撮った写真を使っといた。流石に20歳の時を使うのは詐欺だったか、と今では反省してる。

いや、私が反省するべきなのはそういうことではなく軽い気持ちでマッチングアプリで知り合った見たこともない相手に是非会いたいです♡♡なんて言って会うことをOKしてしまったことだと思う。


遡ること3週間前、私は硝子と酒を飲んでいた。


「イケメンな彼氏欲しい、ていうか結婚したい。
疲れてる私を甘やかしてほしい〜〜！！」

「理想高過ぎ。顔だけならいるでしょ、クズ共が」

「いや高専時代からもう10年一緒にいるのにそういう目線で見れないていうか…」


硝子が言うクズ共は同僚で五条家長男の五条悟と五条の緩衝材とも言える夏油傑。彼ら顔は確かに自他ともに認めるイケメンなんだよね。


「ハハッ、言えてる。
じゃあ、マッチングアプリとか入れてみれば？」

「入れてみるか〜」


ほいほいアプリを入れて、会員登録を済ませてその日はそれでお開きにして家に帰って寝た。








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蘆屋(あしや) A


28歳

東京都立呪術高等専門学校医師

技:反転術式

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