・ﾇｳﾞｨﾚｯﾄonly ページ24
ネタバレ要素あり、注意。
ヌヴィレット
「___よって、有罪。被疑者、Aは処刑と致す。」
虚しく歌劇場に響く声に嫌気が差した。
__以前と似ていて、それでもって違う。違う点で挙げるとすれば、皆が笑顔で賛同している事だろうか。
不快感を覚えてしまうのは、Aを愛してしまったからなのか。
いや、''してしまった''と言うのは些かAに失礼だ。
だが、この抗いたい心境の起点には、必ずAが居る。
諭示機での裁決を促す声も聞こえない中、私は諭示機に審判を委ねた。
…ああ、早くこの感情を、悲観的な私の考えを絶たねば。
「……そうか」
天秤は完全に偏り、Aの命は軽いと同等になる。
'' 有罪 ''。
私が悪足掻きをするのにも、人間性が窺える理由があった。
_処刑という、重い罰が下るからだ。
Aは、あまりにも境遇が合いすぎたのだと、そう言えた。
だが誰がどう考えても犯人はAと行き着く。
__四百年前、ヴォートランを有罪としたのとも、また訳が違う。
ヴォートランはあのとき、演技であれど、私を蔑み、恨めしそうに睨んだ。
だが、…Aはそうも行かない。信じられない、と目を点にし、私の名を涙をぼろぼろと溢しながら、力なく呼ぶのだ。
「A、いくら私たちが恋仲であろうと、審判にそれを持ち込む事はしない。有罪となった君は、もとより犯罪者として扱わなければならない。」
この言葉は、辺りを騒つかせるには十分過ぎた。
それもそのはず、私を恨むものに、私の弱味だと狙われないようにと公表はしていなかったのだ。
私が愛したAは、メリュジーヌを誰よりも愛し、皆に公平な態度をとり、尚、私に怖気を為さず全てを平等に愛したAだ。
だからこそ、そんなAが犯罪を犯す訳がないと考えてしまうのだ。
私は弱い。
君が項垂れる理由も、君が涙で地を湿らす理由も、
私はしきりに目を逸らしたくて仕方がないのだ。
__躊躇、している。
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鬼ごっこ(プロフ) - 大変遅刻しました、ごめんなさい！お誕生日おめでとうございます！！ (11月30日 15時) (
レス) @page50 id: 0c59477c36 (このIDを非表示/違反報告)
ks(プロフ) - 初コメ失礼します〜！！！！お誕生日おめでとうございます！！！！これからもひっそりとファンさせて頂きます🫶🏻🫶🏻🫶🏻愛してるぜ（ (11月29日 6時) (レス) @page46 id: 2ee742ad37 (このIDを非表示/違反報告)
栞(プロフ) - 遅れちゃったけどお誕生日おめでとうございます！これからも頑張ってください！！ (11月28日 19時) (レス) @page46 id: 3a71ef3a25 (このIDを非表示/違反報告)
推しの財布 - １日遅れだけどお誕生日おめでとうございます！これからもひそひそファンさせてもらいますーー！！！ (11月28日 14時) (レス) id: 8bb34fd5ce (このIDを非表示/違反報告)
ねりあめ(プロフ) - 遅刻しました（切腹）はっっっぴーばーすでー！！！！！お誕生日おめでとうございます！！！ (11月28日 6時) (レス) @page44 id: 8d2ab7ea92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミョウバン | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/maru2525v
作成日時：2023年9月22日 0時
