検索窓
今日:153 hit、昨日:338 hit、合計:536,772 hit

ページ42

放浪者

「〜っ、!!いいから逃げろって言ってるだろ!!」

ぐずぐずとその場に立ち止まるAちゃんにそう怒鳴る。
びく、と肩を揺らすAちゃんに悔しそうに唇を噛んだ。
すっとこちらに近づき、額に口付け。

「…うるさい、お前がすぐに逃げないからだろ」

そうこうしている間に放浪者の腹部が刺される。
顔を青くして息をせわしなく吸うAちゃんを見て呆れたように息を吐いた。

鍾離

「俺に任せろ」

ふとした瞬間、槍を後ろへ突き刺す。
何事かと振り返れば、すぐそこに敵がいて。
視線でAちゃんを逃げろと誘導する

「さて、手加減は無しだ」

鋭く光る琥珀色の瞳。
やけに怒りが孕んでいるのはAちゃんにまで手を出そうとしたから?

タルタリヤ

「A、走って。ん?ふふ、こっち見ちゃダメだよ?」

数秒間の戦闘狂。
こう言っている間も彼の口元は微かにゆれ動いていた。
必死に走るAちゃんを後ろ目に、敵へと向かう。

「相手を間違えたんじゃないかな?…、はは!どちらにせよ、好都合。」

丁度腕試しがしたかったんだ。
Aちゃんと合流した頃にはちみどろでニコニコ。

綾人

「はぁ、どこまでも馬鹿なのですね」

前にあれだけ痛めつけたというのに。
学習能力の低さにもはや呆れる綾人。
こそ、と逃げるよう耳打ちをする。

「さ、かかってきなさい。」

す、と細められた目。
びくりと肩を揺らす敵にくすりと笑った。

ティナリ

「危ない、っ!!」

突然と襲ってくる敵。Aちゃんを咄嗟に押し除ける。
Aちゃんはどさりと倒れ込む代わりに命が助かった。
ただ、ティナリは近距離戦では優位に立てない故、少し遠くまで一緒に走る。

「ごめん、痛かったでしょ、?」

木陰に隠れさせたAちゃんの元へと行く。
先程倒してしまったことが気がかりなようで。

セノ

「A、先に戻っていてくれないか?」

こういうことは先に察知している。
Aちゃんを危険に晒すわけには行かず。
ふと優しい声色でAちゃんに語りかけた。

「…お前達か。少しは考える力があると思ったんだがな。」

当然セノに敵う訳もなく。
ぐったりと横たわる敵の山に息を吐いた。




____
ハピバ魈様(推し)

・→←逃走誘導※リクエスト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (413 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
848人がお気に入り
設定タグ:gnsn , 原神 , 反応集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

初心者 - 最新作まで全て読んで今2週目読んでます!やっぱり全キャラの解像度高くて想像しやすいです。応援してます。 (3月31日 23時) (レス) @page47 id: e7dcc6ce69 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐のスプーンになりたい - え?なに?魈様かわいすぎないですか?ニヤけちゃうんですけどどうしてくれるんですか??これからも応援しますけどなにか? (3月30日 18時) (レス) @page41 id: 6ae8607e98 (このIDを非表示/違反報告)
可わ井 - 甘雨ちゃんの財布さん» アハン!!!!!ありがとうございます!!!!????? (5月22日 21時) (レス) id: 18c22d25ea (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - あああああスキッッッッッッッデスッッッ私のモチベ分けますね!!!!!(?) (5月18日 17時) (レス) @page45 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
可わ井 - 朱夏さん» 気づけてもらえて良かった!!!!!!!!!!!いえいえこちらこそリクエスト、コメントありがとうございました (2023年5月8日 20時) (レス) id: 18c22d25ea (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:可わ井 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/maru2525v  
作成日時:2023年2月26日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。