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平蔵
「…もう、Aってば」
また泣いちゃって。
不安により意識は混濁。
自分ではどうすることもできず、ただAちゃんを見つめることしかできなくて。
「…んー？んふ、おはよ！A」
いつも通りの笑顔であり、違和感など感じられない
何かあるのなら、Aちゃんから話してくるだろうと、そう信じて。
放浪者
「っ、は？…なに、泣いてるんだよ、！」
Aちゃんの涙には極端に弱い放浪者。
ただ、泣かせるにしても、原因が自分以外であるのは許せなくて。
身に覚えがない故に、ぐちゃぐちゃに混ざった嫉妬が渦巻く。
「A、A…っ、僕以外で泣くな、僕以外で、悩むな」
きゅ、と怪訝そうに、黒く澱んだ瞳を細め。
寝起きのAちゃんはもう何がなんだか。
鍾離
「…」
泣いている訳が分からない以上、鍾離はどうすることも出来ない。
考え込むように周りを見渡しては深い息を吐いて。
Aちゃんの涙を拭って再度布団に潜る。
「…いつしか、お前が泣かない時が来ることを願っている」
もし、何か打ち明けてくれるのならば喜んで寄り添おう。
目をすっと細めAちゃんを優しく撫でた。
タルタリヤ
「…あーもう、俺に言えばいいのに」
子供をあやす様にそれはそれは優しく抱き締める。
なんで泣くまで無理しちゃうかな
なんで、1人で抱えちゃうかな
「俺、役に立てないよ。ね、A。待ってるから」
だから、俺に委ねて。
布団をかけ直して、再度眠りにつく。
綾人
「A…」
はく、と口を開閉させては俯いて。
どう対処すべきか、悶々と考えては朝方まで寝顔を見続ける。
朝、目を覚ませばどこか疲弊した綾人。
「…ああ、いえ。それより私に何か隠し事はないですか？」
もし、勘違いであったら。
…それでもいい、何か、確信付ける何かが欲しい。
ティナリ
「わ、…全く、」
夜中、書類を纏め終わって寝室へ向かえば…。
最初こそ目を見開くティナリ。
だが呆れた様に目を伏せてはベッドの縁に腰掛けて。
「……僕、頼って欲しいんだけどね」
伏せられた目、震える睫毛。
行き場の無いため息は冷えた空気に吸い取られ。
セノ
「…？」
深夜に目が覚めたと思えばAちゃんが泣いている。
何事だ？とすぐさま体を起こす。
…寝ているだけのAちゃんを見て安堵の息を漏らす。
「安心しろ、俺がいる」
悪夢を見ているのか、現実から来る何かか。
疑念は残るものの、Aちゃんをこのままにしておくわけにも行かず。
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初心者 - 最新作まで全て読んで今2週目読んでます！やっぱり全キャラの解像度高くて想像しやすいです。応援してます。 (3月31日 23時) (
レス) @page47 id: e7dcc6ce69 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐のスプーンになりたい - え？なに？魈様かわいすぎないですか？ニヤけちゃうんですけどどうしてくれるんですか？？これからも応援しますけどなにか？ (3月30日 18時) (レス) @page41 id: 6ae8607e98 (このIDを非表示/違反報告)
可わ井 - 甘雨ちゃんの財布さん» アハン！！！！！ありがとうございます！！！！？？？？？ (5月22日 21時) (レス) id: 18c22d25ea (このIDを非表示/違反報告)
甘雨ちゃんの財布 - あああああｽｷｯｯｯｯｯｯｯﾃﾞｽｯｯｯ私のモチベ分けますね！！！！！(？) (5月18日 17時) (レス) @page45 id: bf3dd9c151 (このIDを非表示/違反報告)
可わ井 - 朱夏さん» 気づけてもらえて良かった！！！！！！！！！！！いえいえこちらこそリクエスト、コメントありがとうございました (2023年5月8日 20時) (レス) id: 18c22d25ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：可わ井 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/maru2525v
作成日時：2023年2月26日 22時
