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ティナリ
「っ馬鹿！！何してるんだ、こんな、…っ、」
血を流すAちゃんを見つけて目眩がする
怪我、傷、血。……死？
もし、切りどころが悪ければ？取り返しがつかない、そんなの許されない。
「辛いなら、そうと言ってよ、…、何も、わかんないじゃないか」
ティナリにはAちゃんが自傷していると言うことしか分からなくて。
頼って、話して欲しかったのに。話してくれると信じていたのに。
気付けば手当てをしながらポロポロと泣いていて。
セノ
「な、にを…、何を、しているんだっ、…！」
勢いよく刃物を弾き飛ばしたせいか、セノの手に傷がつく
それを気にする余裕もないのか、小さく震えながらAちゃんを抱きしめた
その時、セノの顔は動揺と焦燥、戦慄に駆られた顔をしていて。
「…っ、…やめ、やめてくれ、頼む、頼むよ…、」
Aちゃん自らの行動であって、否定することに躊躇する。
もしかしたら、Aちゃんの幸せを見出せるのはこの傷なのだろうか
だけど、もし、Aちゃんが居なくなれば？
セノの生きる理由がぽつりぽつりと消えていく。
アルハイゼン
「…心拍数が高い。それは何故だ？恐怖か、緊張か、それとも愉悦か？」
逸らされることのない瞳がやけに黒く見えて。
何もかも、彼に見透かされて、なにも嘘なんてつけそうにない
Aちゃんの傷だらけの腕を見て小さくため息を吐く。
「どれもこれも、傷が浅いじゃないか。…切ることを躊躇ったか？」
きゅ、と細められた目からは逃げられない。
Aちゃんの目から溢れる涙を優しく掬いとるアルハイゼン。
誰よりも恐怖しているのは彼であって。
雷電影
「やめなさい、今すぐ。」
はっきりと、鋭い目でそう言う。
冷静を装っているものの、その手は微かに震えていて。
また、大切な人が。…いやだ、Aは、A、だけでも。
「頼りなかった私が悪いのです。ああ、私は、……」
どうしたら、Aを救える？
刃を強く握り、流れる血をうざったそうに見つめて。
こんな、こんなものがあるから。
トーマ
「…A、そんなこと、もうやめよう？」
寂しそうに、悲しそうに。
且つ、暗澹とした目をしていた。
貴方の手を優しく包み、出来る限り落ち着いた声で話す。
「ほら、これの本来の使い方は、こんなことに使うんじゃないんだ」
頼られなかった事が、辛くて、苦しくて。
トーマは悔しそうに刃物を見つめた。
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可わ井 - 可蓮さん» ひょわ…こんばんは…！実は私も明日からテストで今もう限界突破してる最中なんですよ(諦めの境地)わ〜！ありがとうございます！！！またしても沢山褒められてしまった…嬉しいです。可蓮様の様な方々が沢山いるからこそ私も頑張れます、本当にありがとうございます！ (2023年2月26日 22時) (
レス) id: f0f06b8e1e (このIDを非表示/違反報告)
可蓮 - キャラ達の反応を上手く表現できているからこそ、可わ井さんの書く作品が素晴らしい魅力に満ちていると思い知らされます。体調に気を付けて、これからも作品を更新していってほしいです。長文失礼いたしました｡ (2023年2月26日 20時) (レス) id: 0f5c173fce (このIDを非表示/違反報告)
可蓮 - 可わ井さん､ご無沙汰しております｡こんばんは｡昨日からテスト三昧で色々辛かったのですが更新分全てまとめて読んだら元気でました!もう三作品目になるのですね…とても早いと感じてしまいますが続編おめでとうございます!リクエストも沢山きていて (2023年2月26日 20時) (レス) id: 0f5c173fce (このIDを非表示/違反報告)
可わ井 - 日向〜ひゅうが〜さん» はわ………とっても嬉しいです…T_Tこちらこ本当にありがとうございます (2023年2月26日 2時) (レス) id: f0f06b8e1e (このIDを非表示/違反報告)
日向〜ひゅうが〜(プロフ) - ひゃ〜！ガイアさん最高過ぎです…( ´ ┓｀)ありがとうございます！！！ (2023年2月26日 2時) (レス) @page46 id: 0250c95a35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：可わ井 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/maru2525v
作成日時：2023年1月18日 22時
