31 ページ31
、
手続きは無事に終わったが、
空たちは手数料が200万モラから600モラになったことを今だに驚いている
大富豪が来たとしてもモラを巻き上げられるだけで、外国から来る人は稲妻で生きていくのは大変だ
そう…ここ稲妻という場所で生きていくのは…
「それが君たちの目的?なるほど。君の立場を考えれば、確かにそれは“遠い”目標だろう」
トーマは腕を組んだ
「雷電将軍は、唯一無二なる高貴な存在。すべての生物が見上げるべき神なんだから」
トーマは遠くの空を見上げて、
雷電将軍のことを語った
それでも…空たちは彼女に会わなければいけない
空が真剣な顔をしている
トーマは、うん…と考え込んだ
「この世の出会いは、いつも捉えどころのないものだと言いたかったけど…君たちならもしかすると、午後の散歩中にでも雷電将軍とばったり会えるかもね…」
トーマはやれやれと話す
「そんなのありえないだろう…」とパイモンは弱気だ
「わかった。率直に言おう」
トーマは真剣な顔で空達を見つめた
「君たちを雷電将軍のところまで導くすべはある」
トーマの光の導きに
「ほんとか!?」とパイモンは喜ぶ
トーマは持てる全てのコネを使ってなんとかしてくれるようだ
「だが、その前に…権力というのも、高く売り買いされているものだ。言っている意味が分かるかな?」
トーマはほんのちょっぴり悪い顔をした
、
620人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:真灯 | 作成日時:2023年3月18日 17時