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恐喝🍁 ページ5

※🍃おやすみ





🍁🔎_共通前提編


「ちょ〜っと止まってもらおうか」
「へへ、わかるだろ? 通行料だよ、通行料! 俺らの横はタダじゃ通らせねえぞ。 痛い目見たくなかったら金目の物を置いていきな!」


宝盗団のような格好をした男2人組に絡まれ、要求を断ったために頬を殴られてしまったA。
これでもう正当防衛だ。さっそく反撃してやろうと相手を睨みつけたところで────








🍁






「──ウグッ…………!?」



凛とした風が吹いたかと思えば、突然暴漢たちは後方へ吹き飛び、地面に倒れ伏した。
突然のことに驚くも、友人──万葉が目の前に現れたので、「君の仕業か」と合点がいく。

「殺しちゃった……?」と震えた声で聞けば、万葉は「まさか」と微笑んだ。


「峰打ちでござるよ。奴らは後で奉行所に突き出すとして……もっと早く来るべきであったな」


腫れた頬に、万葉が右手を添える。彼の手に巻かれている包帯の感触がした。

その手をペッと剥がして、左手を奪い取って己の頬に添えさせる。
────予想通り。万葉の左手はいつもひんやりとしている。逆に、包帯が巻かれた方はじんわりと暖かさがある。
故に、今は左手の方が適任だった。

「こっちがいい」としたり顔をして見せれば、万葉は「ははっ、お主には適わぬでござるなぁ」と可笑しそうに笑って、仰せのままにと言わんばかりにされるがままになる。


「いくらでも使ってくれて構わない。ただ……拙者の右手が寂しがっているでござるよ」


そう言いながら、万葉はAの空いた手をするっと触り、恋人繋ぎにする。
万葉は悪戯っ子のように目を細めていて、これはやられた、と思った。

ぶわ、と顔に熱が籠る。



「おや? 反対の頬まで赤くなってしまったでござる」
「うるさいよ、ばかずは」



この二人、これで未だ付き合っていないのだから驚きだ。










(文字数の関係で平蔵は次ページ)

恐喝🔎→←迷子保護🔎🍃



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Re:(プロフ) - うめおにぎりさん» コメントありがとうございます。美味しそうなお名前ですね…🍙 気に入って頂けて光栄です! もそもそとマイペースに更新頑張ります! (2022年7月31日 0時) (レス) @page6 id: 7f1d8b0622 (このIDを非表示/違反報告)
うめおにぎり(プロフ) - すっ......好きです...需要しかない作品をありがとうございます!無理のない程度に更新頑張ってください。応援してます!!! (2022年7月30日 23時) (レス) @page6 id: 970a72fabf (このIDを非表示/違反報告)
Re:(プロフ) - 泡沫さん» コメントありがとうございます。私もこの3人が最推しなんです…! 神とは恐れ多いですがとても嬉しいです、ありがとうございます! ご期待に添えるよう精進します! (2022年7月30日 3時) (レス) id: 7f1d8b0622 (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - 3人とも推しなんですよ…しかもその3人の反応をじっくり楽しめるとは…作者様は神様ですか?神様ですね!() これからも応援してます! (2022年7月30日 0時) (レス) id: 5455460e92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Re: | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2022年7月28日 17時

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