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事情3 ページ5

ティナリがガンダルヴァー村に戻る頃にはもうだいぶ日が昇っていた



彼が村に着くとどこか(にぎ)わいを見せていることが分かる


彼は不思議に思いながら近づく


その場所からは聞いたことのある声が聞こえてきた




「なんだ、旅人じゃないか。久しぶりだね」




ティナリが近づけば、そこには見知った仲、空と彼の相棒であるパイモンがそこに立っていた




「ティナリ―!オイラたち今日はコレイに会いに来たんだ!あの後から少し時間が経っただろ?身体の調子が気になったからな」




パイモンは、ぶんぶんとその小さな体躯(たいく)からは想像もつかない程元気に手を振りながら、今日来訪した理由を伝えた




「コレイなら随分と良くなったよ、それでもまだ経過観察中だから外回りとかはしてないけど。」




ティナリがそう言えば、二人とも目に見えて安堵した表情を浮かべる




「そっか、それなら良かった」


「でも今の調子ならあと2,3日でパトロールに戻ってもらうつもりだよ。まだまだ彼女には学んでもらわなきゃいけないことがあるからね」


「ティナリの講義は眠くなっちゃうんだぞ…」


「そう?これでも分かりやすく簡潔にまとめているつもりだけど。まぁ、君たちには聞いている時間はなさそうだけどね」




少しばかり会話が弾んだところで、ティナリは思い出す




「そうだ、君たちに紹介したい人物がいるんだ」


「え、ティナリがそう言うなんて珍しいね」




ティナリのその唐突な提案に、空が不思議そうな顔をする




「確かに、まぁそれとついでに頼まれごとを頼まれてくれないかと思って」


「結局おつかいなんだぞ…」




パイモンが胡乱(うろん)な目つきをすると、ティナリは冷静に返す




「もちろん報酬は渡すよ、美味しいものなんだけど」


「どーんと任せろ!」


「…パイモン…」




美味しいものに目がないパイモンは空の意見を聞くまでもなく、食い意地によってティナリの「頼まれごと」を聴く羽目になった

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宇琉夜ハル(プロフ) - 夢主とpaimonnと空が入った場所今更ですけど見つけましたー! (5月25日 13時) (レス) @page11 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぞーきん。 | 作成日時:2023年1月11日 9時

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