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Episode 4. ページ8
- Your Side -
まるで、時が止まったようだった。
横転したバス車内の患者の処置を終え、意識を失ったトラック運転手の男性を救うため、無我夢中で手を動かしていたその時、
薄れてしまっていた記憶の中で、ずっと探していた人は突然、私の前にあらわれた。
「医師の音羽で…」
私と目が会った瞬間、あからさまに動揺したのが分かった。
ああ、やっぱり。
もう会えることなんて、ないと思っていた。
だから、私の口は無意識に彼に問いかけていた。
ねえ、なんでこんなところにいるの。
命を救うため、ひたすらに動かし続けていた手が止まったと同時に、喜多見先生の言葉で現実に引き戻される。
今は、まだ。
すべてを話すには、早すぎるのかもしれない。
出会ってしまった以上、隠し抜くつもりもないけれど。
でも、もう少しだけ。
とめどなく溢れだす記憶にもう一度蓋をして、私は他の患者の元へと走った。
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なーお - 続きがとても楽しみです！頑張ってください！ (4月13日 15時) (
レス) id: 6f6733fcb2 (このIDを非表示/違反報告)
Ria(プロフ) - きゃー 続きが楽しみ楽しみ (11月26日 9時) (レス) @page14 id: b18326fb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi | 作成日時：2023年11月15日 2時
