それゆけかっちゃん！！！ (ページ11)

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対人訓練なんぞクソ喰らえ。ページ11

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　本日の授業は対人訓練だそうで。

　『さあ皆の者、頑張りたまへ』

相澤「お前もな」

　『回復したばかりなんですけど』

相澤「日頃の行いからして言い訳にしか聞こえん。さっさと向こう行け」

　『なるほどここは北極か』

　寒すぎて風邪ぶり返しそう。

　嫌々ながらも振り分けられた表を見る。

　なるほどなるほど２対２ね。

　力を合わせろってか。

　そいじゃ全部相手任せにしーちゃおっ☆☆☆

　『………』

爆豪「………」

轟「………」

緑谷「………」

　女子が欠損しています。繰り返します。女子が欠損しています。

　『先生！胃が痛いので見学します！』

相澤「おう、元気そうだな。頑張れ」

　『どうしよう話が通じない！！』

　これあり？なしじゃない？

　仲の良い人と組め的なやつないの？その勝負だったら私負けないよ？？

相澤「不服そうな顔をしているが、お前達の個性や能力を見て決めた結果だ」

　『仲の良さは見てくれてないんですか？』

相澤「どうでもいい。戦闘ではお前を盾として使うのが一番有効的だと見た。それは轟も同じだ。それに反して、爆豪と緑谷はどちらかといえば近距離戦で有利になる」

　『でも私は近距離戦の方が得意です。体力はないですけど。轟くんは遠距離じゃないんですか？』

相澤「分析はいいからさっさと始めろ」

　『このまま分析して時間を潰しましょう』

相澤「頭じゃなく体動かせ」

　『温もりが足りねぇ』

　まぁ爆豪とはやりづらいし全部向こうに任せていればいいか。

　よし、サボろう。

爆豪「ちゃんと盾として死ねよ」

　『まってなんで私使うのおかしくない？なんで死ぬこと前提なのおかしくない？？』

爆豪「単位落とされんぞ」

　『だからって真面目にやるとか君らしくないよ！どうしたんだよ！！』

爆豪「うっせぇはよこっち来いや！！！！」

　襟を掴まれ、引き摺られる。首締まってんだけど誰か助けて。

緑谷「あれ、体操服…？」

　『そうそう。前に使った時さ、ちょいと動きにくかったから改良してもらってる。というかこっちのほうが動きやすい』

緑谷「そうなんだ！怪我しないようにね…！」

　『ありがとうえんじぇる』

緑谷「え、えんじぇる…？」

　こうして地獄の対人訓練は幕を開けた。

　最後に君の顔を見れて良かったよデクくん。

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