Ep.1_春愁 ページ3
mn「言ちゃん起きてー、あと1時間で合否出るよ！」
兄の、身の毛もよだつような発言で起こされた。
mn「まぁ僕は多分2次結構ミスったからヤバいんだけどさ…」
その割には早起きなものだ。早く起きても、ドキドキするだけなのに。
そのまま体を起こして1時間だけ問ちゃんと勉強をして、合否の瞬間を迎えた。
この瞬間が、今でも嫌になるほど思い出したくない瞬間。
gn「問ちゃん、いくよ？」
mn「ひぇぇー怖いよーー」
gn「せーーのっ」
gn.mn「あっ、……」
声が重なったから、同じ結果だろう、と思っていた。
僕が「受かっt…」と満面の笑みで問ちゃんの方を向くと、既に彼の目には涙が溜まっていた。
嬉し泣き、なわけがなかった。
gn「え、問ちゃん、えっと…」
mn「後期頑張るね、言ちゃんおめでと」
僕たちは三人兄弟で僕と姉は東大だった。
きっとそれが余計に、彼を苦しめた。
後期の合格発表の日、余裕そうな顔をする問ちゃんと合否を確認して、僕たちは大学生になった。
コロナの影響で、対面でサークル活動が始まったのは大学に入ってからしばらく経った頃。
問ちゃんより一足先にTQCに入った。
東大なだけあって、新入生のサークル加入希望もたくさん。
「東言です、よろしくお願いします。」
『滝本Aです、よろしくお願いします。』
こんな感じで順番に挨拶していって、クイ研歴なんかを話したりフリバをしたりして、僕のサークル生活が始まった。
続く (更新停止中)
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FFF - 初めましてーー！先日問くんの方のお話を読ませていただきました！本当に主人公ちゃんも問くんも可愛くって、、！こんなに素敵なお話を書いていただき、感謝しかない、😭言くんも大好きなので、これからのお話、密かに楽しみに待っています！💓 (3月15日 16時) (
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作者名：莉愛 | 作成日時：2024年2月20日 3時
