親友と先輩 (ページ8)

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GC side

「そんな怒んなくてもさ～。」

GC「怒ってないって～」

「なら、いいけど」

ここで怒る理由もない

僕が彼氏なわけでもないのに

でもあのジニョン先輩とまで関係を持ってしまうとは思ってもなかった

ジニョン先輩は男の僕から見てもかっこいい

何故か不安な気持ちになる

今までの男とは違う気がして

でも違うよね、きっと僕の勘違い

今までの男と同じだよね

「チャニ～？考え事？」

Aの声でハッとする

GC「ん…まあ」

「なんかあった？」

少しあいていた距離を縮めて顔を覗き込む

GC「…うそ。なんもない」

「変なチャニ」

不思議そうな顔をして僕をみてくる

でもそこからいつものように会話をしたり、お互いスマホをいじったりして時間が過ぎた

GC「そろそろ帰る。あ、朝よろしく～」

「いい加減自分で起きる努力すればいいのに」

GC「いいじゃん、別に～」

「はいはい、わかった。おやすみ～」

部屋を出て自分の部屋に帰る

さっきとは違って、シーンとしているこの部屋

急に寂しくなる。自然と考え事をしてしまう

Aに告ってしまおうか。でもそれができないから、諦めようか。Aと親友という関係を崩したいけど側にいられないなら崩したくない。

色んな事が頭の中で回転する

毎日毎日こんな事を考えては悩む日々

どうしてAなんか好きになってしまったんだろう

どこがそんなにいいんだろう

そんな自分に嫌になる