親友と先輩 (ページ6)

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お昼休みが終わる5分前

少し眠たくなった私は欠伸をしながら立ち上がる

GC「A？またさぼり？」

「よく分かったね。ちょっと寝てくるー」

GC「やっぱり。おやすみー」

ひらひらと私に手をふる

でも少し不機嫌そうな顔をしている。不思議に思ったけどあまり気にしなかった

チャイムがなる前に保健室へ向かった

ガラッ

保健室に入ると空いているベッドに寝そべり目を瞑る

「…っ…ん」

隣のベッドから聞こえてくる甘い声

私が入ってきた事気付いてない？

パッと隣を見ればカーテンの隙間から顔が見えた

あの赤髪…ジニョン先輩だ

なんだか目が離せなくてじーっと見ていたら

ジニョン先輩と目が合った

やばい！っと思って目を逸らそうととすれば、ジニョン先輩はニヤっと笑った

私は背を向けて布団に潜り再び目を瞑る

「やっぱりジニョンがいい。彼氏じゃ全然駄目」

JN「またそんな事言って…。僕もだよ」

「ふふっじゃあまたね」

どうやら女の人は出ていった

てことはジニョン先輩はここにいる

JN「なんで出て行かなかったの？」

私の所に来ては、布団をバサっと開けられニヤッと笑う

あのジニョン先輩が私の布団に入ってくる

「いや、ちょ、それは…」

JN「僕の事知ってるでしょ？」

「ジニョン先輩」

名前を言うとジニョン先輩は私の両手首をつかみ、私に馬乗りする

顔をじっと見られ、なんだか嬉しそうに笑う

こんな事をいきなりされて私は顔を見れなかった

JN「そう。君の名前は？1年生？」

「…っ…Aです」

JN「Aか…」

「ジニョン先輩の噂って本当みたいですね」

私は冷静を装った

ジニョン先輩がこんなに余裕な態度なのに、私だけあたふたしていては恥ずかしい

こんな事慣れてるはずなのに…

JN「Aは知ってるんだ…でも女の子達が来るだけ。僕はその相手をしてるだけ」

サラッとそんな事を言うジニョン先輩

JN「なに？Aもその女の子達の1人？Aなら大歓迎だけど」

ふっと笑ながら私の方を見る

確かにジニョン先輩は格好いい

もちろん拒む理由なんてない

「いいですよ、先輩。でも好きって感情一切なしですよ？」

JN「分かってるよ。好きにならないから」

この関係になるなら条件付き

恋愛感情が生まれてしまえば終わり

そんなことを言いながらニヤッと笑うとジニョン先輩は私のブラウスのボタンを１つ１つ外した