親友と先輩 (ページ17)

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「じゃあね、ジニョン」

JN「うん、また明日」

ひらひらと手を振りながら帰ってゆく

もう夜も遅いし、そろそろ寝ようかな

ドアを閉めようとしたら

GC「A、入っていい？」

「あれ、チャニ、まあいいけど」

あれ、制服のまま

こんな遅くまで出掛けてたんだ

「どっかいってたの？もしかしてソラちゃん？」

GC「うん、ソラだよ」

「ソラなんか呼んじゃって。好きじゃないとかいいながら、あれからほんとはどうなの？てかずっと片思いしてた人は？」

GC「うーん、仲はいいけどそんなんじゃない。片想いの人はもう諦めた」

「え、そうなの？…まあそれがいいと思う。それよりソラちゃんと早く付き合っちゃえばいいのに。そしたら毎日朝起こしに行かなくて済むし(笑)」

GC「うん、諦めてよかったと思う。…それにソラとは付き合うとかはまだない」

「まだって事はこれからってことじゃんか」

チャニは困ったような表情を見せた

チャニにももうすぐ彼女ができるかー

なんかちょっと嫌な気持ち

あまり相手にしてくれなくなるんだろうなー

なんか寂しいような悲しいような

別にチャニがいなくなるわけでもないのに

GC「A、1人でなに百面相してるの？」

「いや、なんでもー」

チャニは彼女できても私の相手してくれるかな

でもきっと朝一緒に学校行ったり、

学校で会話する事も少なくなるんだろうなー

なんか彼女が出来るのはおめでたいし喜ばしい事だけど、ちょっと嫌

私のものでもないのに(笑)

やっぱり私にはユナもサンドゥルもいるしいいや

「付き合ったら報告してね」

GC「だからまだないって」

「私眠いから寝るよー？チャニは部屋帰る？」

GC「うーん、このままここでいていい？」

「いいけどここで寝るなら布団ないよ？」

GC「Aの横で寝るから」

「は？」

いきなりそんな事を言われてなんだか恥ずかしくなる

「本気？」

GC「いいじゃん、別に。ジニョン先輩は一緒に寝てるくせに」

ぶつぶつ言いながら布団に潜り込む

「ちょっと！」

もう目をつむっているチャニを見て私も諦めた

ため息をつきながら横に寝そべる

「おやすみ、チャニ」

GC「うん、おやすみ」

チャニとこんな事をしたことがなくて

変に恥ずかしくなる

背中を向けて寝ているから顔は見えないものの

この日はなかなか寝つけなかった