総務部のカノジョ７(JW桃)

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*




「…課長、意外と
見てくださってたんですね」

課『意外とはなんや！(笑)
俺も一応管理者やからな！
それにAちゃん、最近明るなったしな』

「そ、そうですか？」

課『やっぱりプライベートが充実してへんと
仕事もうまくいかへんってことやな〜』

「なんか耳が痛いんですが…(笑)」




いっつも適当やしいい加減やし
ちょっとセクハラおやじやけど(笑)




私、この人の部下で良かった。




課『まっ、とりあえず
エントリーシートはこれでいいから。
あとは希望部署書いて、ハンコ捺して、
また持ってきてや。』

「はい、ありがとうございます」




課長は先に席を立ち、
去り際にひとこと残した。




課『そない心配せんと、自信持ちや』




…前に望くんにも言われたことがある。




・・・




『”自信って、自分を信じるって
書くじゃないですか。
自分信じてあげな、かわいそうですよ。”』




あのころはまだ付き合ってもなくて、
てか出会ったばっかりやったのに
年下の男の子にそんな事を言われて
ハッとした事を思い出した。




「…いかんいかん、自信、持たな」




昔からついネガティブになる癖がある。




でも今はもう違うねん。




いい上司がいて同僚がいて、
社内にもたくさん仲間ができた。




それに望くんもいてくれる。




「ポジティブにならなね！」




エントリーシートの希望部署の文字を見て、
少しだけ気になっていたあの部署の
あの人のところへ話を聞きに行こうと
私も席を立った。

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