304_works ページ4
*
・・・
・・・
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
…
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
……
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾋﾟﾝﾎﾟﾝ…
「んん…っ！？」
鳴り響くチャイムの音にハッとして
ベッドの上で目を覚ます。
「ん〜、今何時…」
寝転んだまま頭の上に手を伸ばしてみると、
いつもならそこにあるはずのスマホがない。
「もぉ〜」
体を起こしボーッと窓の方を見る。
昨日の大雨が嘘みたいないい天気やな。
カーテンの隙間から漏れる光から察するに
多分もう朝なんやろうけど…
…てか、あれ？
ベッドの上？
私、いつの間にか寝てもうて…
それで……
…
ﾋﾟｰｰｰﾝﾎﾟｰｰｰﾝ
「あっ、そやった」
鳴り止まないチャイムの元へと
足早に向かい、モニターを確認する。
「はーい」
桃『Aちゃんっ！？』
「えっ、望くん？」
桃『ごめん、寝てたやんな。
でも俺心配で…』
モニター越しに眉を垂らすのが見えて
慌ててドアを開けようとした瞬間、
自分がメイクも落としていない事に気づいた。
「ご、ごめん望くん、ちょっと待ってて！」
桃『まだおあずけなーん！？』
きゃんきゃんと泣き喚く子犬を
一旦ドアの前に置き去りにし、
洗面所へと向かってメイク落としを手に取る。
「さすがにメイクしたままの
寝起きの顔は見せられへん…」
蛇口をひねり、メイクを落としながら
お湯が出るのを待つあいだ、
もうひとつ大事な事を思い出した。
「あれ？しげちゃんは？」
さっきリビング通ったけど、
しげちゃんおらんかった…よね？
「も〜、みんなして朝早いねん…」
顔を洗い終え、
やっと子犬を迎えに行く。
「ごめんね、昨日寝落ちしてもうてメイク…」
桃『もう！』
「ぅわっ！」
ドアを開けた瞬間、
勢いよく飛びついてきたのは
さっきまでおったはずの子犬やなくて、
紛れもない大型犬やった。
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N子(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！！ちょっとずつですが更新していきますのでこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2021年1月19日 22時) (
レス) id: 23aa829248 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新楽しみにしています (2021年1月19日 10時) (レス) id: 4ac5d5cf46 (このIDを非表示/違反報告)
N子(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます！最高の褒め言葉…ありがとうございます(T_T)最近バタバタしていて全然書けていなかったんですが今後ともよろしくお願いします…！！！ (2020年10月15日 1時) (レス) id: c1b03e3648 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - こんにちは。総務部のカノジョ、大大大好きです！！更新、待ってます！頑張ってください！ (2020年10月14日 15時) (レス) id: daa1d21853 (このIDを非表示/違反報告)
N子(プロフ) - たぁ。さん» もちろん覚えてます〜！いつもコメントありがとうございます(*^^*)感想頂けると本当に励みになるので嬉しいです（●＾o＾●）飽きずに読んで頂けるよう頑張ります！！ (2020年7月30日 0時) (レス) id: c1b03e3648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N子 | 作成日時：2020年7月28日 0時
