総務部のカノジョ７(JW桃)

326_works：pink side ページ26

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【pink side】




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司『いよいよお披露目となります！
新ブランド”Toxic Love”です！』




舞台下手側の司会者から
新ブランドの商品が紹介される。




上手側におる社長は両手を前に組み
そのベールが解かれるのをにこやかに見守る。




今日は新ブランド立ち上げの報道発表。




マスコミや関係者が大勢参加してる。




俺は報道陣のうしろあたりにスタンバイして、
会場の写真撮ったり、マスコミ対応したり。




うちで一番でっかい会議室つこてんねんけど
ちょっとした劇場ぐらいのサイズやから
そこが人で埋め尽くされてんの見ると
やっぱり圧巻やなー。




青『よぉ』




叩かれた肩の方へ振り向くと
片手を上げた流星が立っとった。




桃『お疲れ。手伝いきたん？』

青『んや、見学。
今回メインはあっちやし』




流星の視線の先を追うと
冴島さんと紫耀が見えた。




青『報道発表やってわざわざこっちでせんでも
東京でやったらええのに、なぁ？』

桃『…あ、おん』




冴島さんのこともあるし、
なんとなく色んな意味を考えてしまう。




司『………それではここで、
”Toxic Love”の創立チームリーダーより
ご挨拶をさせていただきたいと思います！』




盛大な拍手とともに
冴島さんが足を前へと進める。




桃『えっ、冴島さん、代表なん！？』




驚く俺を横目に、
いつもの何考えてんのかわからん顔で
流星は拍手を送り続ける。




冴島さんが舞台中央の
スタンドマイク前に立つと、
会場は一瞬しんとする。




と、同時に
冴島さんが口を開いた。

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