194_works ページ44
*
桃『もー、わかったっ！
”Aさん”っ！」
「はい(笑)」
望くんはほっぺを膨らませ、
カメラの液晶を見せてくれる。
桃『なぁ、どれがいいと思う？』
「あ、この課長いい笑顔！」
桃『こっちの写真もよくない？』
「うんうん、いい感じ」
さっき撮った写真を見返す。
「そうや、望く……」
三『小瀧さーん！
ちょっと見せてくださーい♡』
桃『ええっすよ！』
三上さんが私と望くんの間に入り、
望くんの腕を組みカメラを覗き込む。
三『うわっ、これアカンわ〜！
全っ然盛れてへん！』
桃『んな事ないっすよ！
三上さんべっぴんさんですやん！』
三『もー、お世辞言わんとって♡』
桃『ほんまですって！』
私を置いて二人が楽しそうに
きゃっきゃと写真を見ている。
「…」
…あれ。
なんやろ、
なんか、これ、嫌かも。
「……じゃあ私、
ちょっと休憩行ってきますね」
なんだかその場に居たくなくて
逃げるようにドアを開けた。
・・・
「…なにやってんねん」
屋上の柵に手をかけて、
開けないままの缶コーヒーをぎゅっと握る。
いつもなら2階の
リフレッシュルームに行くんやけど、
誰かに会いそうで嫌やった。
「…あったかいなあ」
今日は天気もいいし、
遠くには立派な鯉のぼりが泳いでる。
こないだ望くんと遊んだ日も、
こんな天気良かったっけな。
黄『……あれ、先約おったか』
声のする方を振り返ると
シャツの袖を少しまくった
ベスト姿の中間さんが立っていた。
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N(プロフ) - たぁ。さん» ありがとうございます！嬉しいです(；；)多分まだまだ続きますが…（笑）飽きずに見て頂けるよう頑張ります(^_^) (2020年5月5日 15時) (
レス) id: 23aa829248 (このIDを非表示/違反報告)
たぁ。 - ほんまこの作品好きですｯ…続きめちゃめちゃ楽しみです!更新これからも頑張ってください〜! (2020年5月5日 3時) (レス) id: fbab9a6160 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - ノンタンさん» ありがとうございます！過去1だなんて…嬉しすぎます(T-T)妄想の捌け口と化してる部分も多々ありますが、これからも面白く書けるよう頑張ります！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 23aa829248 (このIDを非表示/違反報告)
ノンタン - いつも楽しく拝見させて頂いています！過去1番大好きなお話です！更新大変かと思いますが、これからも楽しみにしています！ (2020年5月2日 8時) (レス) id: ab1b408dc0 (このIDを非表示/違反報告)
N子(プロフ) - eriさん» こちらこそありがとうございます！生きがいだなんて…感謝です(；；)拙い文章ですがこれからもよろしくお願いします！ (2020年5月2日 5時) (レス) id: ea08214087 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N子 | 作成日時：2020年4月30日 21時
