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*
・・・
桃『めっちゃ笑ったら
ちょっと小腹空いたー』
劇場を出て少し歩く。
「せやね、なんか食べる？」
桃『あんまがっつりいらんけどなー。
…あ、あれ食べたい！』
望くんが指を差した先には
ワゴン車のクレープ屋さんが見える。
「クレープ？」
桃『うん、Aちゃん甘いの好き？』
「好き！」
よっしゃ！と言ってワゴン車の方へ向かう。
桃『どれにしよっかなー♡』
メニューいっぱいに美味しそうなクレープが並ぶ。
「わぁ、悩む…」
桃『Aちゃんどれにする？』
「んー、チョコバナナもいいけど
こっちの抹茶きなこも美味しそう…」
桃『じゃあさ、俺抹茶にするから
わけっこしよか♪』
「あ、うん」
望くんはその2つを注文してくれた。
財布を出そうとしたら
『今日はいいの！』と言って止められた。
さっきのチケット代も結局貰っちゃったし、
私、今日1円も出してへん…
桃『あのへん座ろ！』
両手にクレープを持った望くんが
イートスペースの方へ片手を伸ばす。
…こんなにもクレープが似合う男の子
この世におったんやな。
ベンチに横並びで座り、
チョコバナナの方を渡してくれた。
「おいしい！」
甘すぎないチョコとクリーム。
ナッツも入ってて食感も楽しい。
桃『こっちもうまい♡』
抹茶きなこのクレープを食べて
にこにこする望くん。
桃『ちょっとちょうだい』
クレープを持った私の手を握り
そのまま自分の方へ寄せて食べる。
桃『んま！』
口の端についたクリームを
ペロッと器用に舐める。
桃『こっちも食べて！』
ん！と自分のクレープを差し出すので
そのまま一口食べた。
「ん、おいしい！」
クレープを食べる私を見て
望くんはニコッと笑う。
抹茶アイスと黒蜜ときなこで
美味しくないわけないやんな！
…ってあれ？
なんかこれ、
めっちゃデートっぽくない？
俯瞰で見たらこれ
どう見てもデートやんな〜。
なんて、一瞬他人事のように思った。
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N子(プロフ) - たぁ。さん» ありがとうございます^_^褒めてもらって嬉しいです！まだまだ続きそうですがよければお付き合いください…(*^^*) (2020年4月26日 1時) (
レス) id: ea08214087 (このIDを非表示/違反報告)
たぁ。 - 移行おめでとうございます〜!第3弾ｯｯ…!!小瀧くんと主人公ちゃんがどんどん距離詰めていく感じがいいですね〜。これからも更新頑張ってください。楽しみにしてます〜!! (2020年4月25日 12時) (レス) id: fbab9a6160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：N子 | 作成日時：2020年4月22日 23時
