総務部のカノジョ１(JW桃)

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*




・・・




桃『経費で落ちるし！』




そう言って、
手を上げてタクシーを止める。




会場までは車で20分ほど。




後部座席で肩を並べ、振動に揺られる。




そういえば、藤井さんに誘われてたのに
のこのこ行っていいんかな…





ま、会場で話せばいいか。




・・・




運『1,580円です』

桃『2,000円で。領収書お願いします。
あ、お釣りいいっすわ』

運『おおきに〜』




会場の前の路肩でタクシーを降りる。




会場と言っても”新店舗”やから、
そこは普通の路面店。




私が普段行かんような、
キラキラした女子が来るような、
素敵な外観やった。




・・・




19時10分




開始時刻は過ぎてしまっていた。




足早に会場内へと進む。




桃『お疲れっす！』




受付にいた綺麗な女性に声をかける。




真『小瀧くん！お疲れ〜♡
今日、取材来てくれたんや？
可愛く撮ってよ〜？』




腰に手を当てポーズをとりながら
前髪をふわっと掻き上げる。




足下は上品なピンヒール。




綺麗な人やな〜。




こんな綺麗な人がいたら
余計に萎縮しちゃう…




桃『もちろんっすよ！
あ、その角度めっちゃいい！』




肩にかけていたカメラを構え、
瞬時にその女性を捉える。




真『んもー♡
ほんまうまいんやから♡』




小瀧さんと並ぶその女性は、
少しだけ目線を上げて話す。




桃『あっ、今日連れて来たい人おって、』




小瀧さんがこちらを向き手招きをした。

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