スリルが9つ ページ10
ー自宅前ー
…うっそだろ
俺の手から買い物袋がドサリと落ちた。
んだよ…買い物帰りにアパートが燃えてるってありえんのかよ…
金は大丈夫として、服とかどうすれば…
今日の食事は?
いや、そんな事考えるより…
「俺、今日何処で寝よ…」
俺、そこまで仲が良い奴いねぇぞ…
と、取り敢えず連絡先を片っ端から…
やべぇ…誰もいねぇ
幹部殿と首領だけだ…
「…どうすりゃぁ」
バシッ
「っー…誰ですか、あ」
中原「どんまい」
「俺と同じ事言うなよ…」
中原「まぁ、なったもんは仕様がねぇな」
…あれ?ンで此奴此処にいんだよ
「なぁ、何で手前此処にいんだよ。ストーカーか?」
中原「たぁまたまだ」
俺の帽子は幹部殿にとられた。
「あっ、おい!返せよ!」
幹部殿はチビのお陰か、スルリと人の群れを抜けていきやがる。
ちゃっかり見える様に帽子を上にあげてりゃがるしよぉ。
ンだあの黒い物体は…車か?
中原「乗れ」
「はぁ?何処行くんだよ」
中原「俺ン家」
「は?何で」
中原「住む所を貸してやるっつてんだよ」
「…________」
中原「ぁあ?」
「ンでもねぇよ…阿呆」
11人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:鳳藍 | 作成日時:2017年8月17日 16時