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御法は彼との関係が拗れたまま終わっていたことに無意識ではあるが未練があった為か、彼には人一倍執拗い。暇が生まれるとストーカー並みの執拗さを発揮する。まあ流石にいつでもどこでも絶対について回るだとか、人との会話に割り込むだとかといったことはないが。
尚、彼に執拗い理由は本人曰く“自分は昔からの知己にすら理解が及ばない程の至高の存在であるということが彼の態度から実感できるから”、と至極雑なこじつけ。
昔のやりとりに釣られてなのか、彼には言葉遣いも幾ばくか落ち着くよう。
「おや、こぉれはこれは希君ではいらしませんかぁ?……ふは!なんて凛々しい蛇睨みかな、これでは粧しがオールで台無し。しかしまあオレを毛嫌いなさるスタンスは、全く嫌えは致しやしないが」
「もう名前ではお呼び頂けぬ、ああまあなんと悲しいね?度々何ぞやを酌み交わした日々、儚き想い出でございますか。ええ、誠にお見捨て下さり光栄でさぁな」
_ 在りし日の会話〜
周りから疎遠にされ始めた頃、彼との接し方がわからなくなったタイミングで話し掛けられてどもる御法の図。
『っえぁっ?ひっ、ぃや、なん……な、何?の……のぞみ、く…………えと、のぞみ。……あ、ご、ごめん、なさい?勉強してて、気付かなくてびっくりしたから、上手く、そのっ喋れなくて』
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褪紅(プロフ) - 確認しました!特に不備等見当たりませんでしたので、受け取らせていただきます。なるほど、これぞ新しいナルシズムですね……(?)ヘルプの際は何卒よろしくお願いします……関係組み・派生作品作成等お進みください! (2022年8月13日 20時) (レス) @page6 id: dacdd01a78 (このIDを非表示/違反報告)
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