＿ lens

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翌日ページ3

1月18日

カレンダーの数字に底から燃え上がる火に頭は支配されていた。

「燈矢兄、おめでとう」と冬美ちゃんと夏君が祝ってくれる。けど一番に言って欲しい人物はどうせ仕事にいってる

でも、今日は予定があって昨日初対面の癖に衝撃的告白、所謂爆弾発言したストーカーが家に来る
連絡先を交換したいだとかで。
ただ流石に住所まで知らなかったのは安心した。ストーカーなんて呼んでいたけど案外そうじゃないかもしんないなって思いながら寝巻きから着替え用意をしていた。

ストーカーが来るのは午前11時、今は8時半。廊下を歩いていれば台所で長女と次男の話し声が聞こえた

姉ちゃん、ケーキとってくる？
そーうだなあ、他の用意は終わってるし後で一緒にいこうか、夏

これだけ見れば他と変わらない普通の姉弟なのにな、なんて口をつぐんだ

適当に空いた時間の暇をPCやらで潰せばチャイムが鳴った

どうやらちょうど二人は出掛けてる、末弟の相手しているはずの母さんがごめん、出てほしいなんて少し遠めから聞こえた。
スマホを持って扉をスライドし開ければ予想通りストーカーが少し肩を跳ねさせた

「び、ビックリしたー」

「ほら、交換して帰れ今日忙しい」

「んは、はい。」

登録し終えれば「じゃあ帰るね」とストーカーが背を向けたとき、
冬美ちゃんと夏くんが帰ってきた

その時、時が止まったような気がした