＿ lens

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贈物ページ20

５月下旬に入り誕生日が過ぎ、テスト期間という地獄に入りました

問題、回答用紙を広げ解いていく、下記終えては次へと合っているか合っていないかと思考を巡らせ緊張感はストレスになる
終わっても見直し、見直しては見直して
まだ一年なのにこんなんで大丈夫だろうかと不安になる

ある程度終わった所で目を休めた

『そういや今年プレゼント貰えなかったね？』

釘を刺す様な発言をしながら幻覚轟くんは現れた。

ここは学校、学校の中じゃ出さないが自動的に幻覚轟くんを作成してしまってる様で自分の疲れを感じてまた疲れを倍にした。
なんだこの悪循環

横に居るのに、テスト中見れない辛い

空き時間、というかあと5分くらいだけだけど、幻覚轟くんの言った言葉で思い返させられた

毎年誰かの誕生日になれば家族が揃いお母さんの手料理が並べられる。お小遣いのある年になってからは私もお母さんやお父さんにあげてるのだが
今年はできないという母の言葉から断念、今はこうして現実という名のテストに向き合っていた。

終了とタイマーが鳴る

問題、回答用紙を集め終わりチャイムが鳴る

「轟くんどうだった？」

「余裕」

ドヤ顔でそう言う。可愛くて尊い

「尊い、癒し、轟くんはエンジェル…だったんだね」
「なに言ってんだこいつ」

見据えた様な目で見つめられたが轟くんの遺伝子天才過ぎなお顔でストレスもこれからの不安はちょっとないけど無くなった。
という断言できるくらい癒された

(私も頑張った、褒めて)
(何で俺が)

　