＿ lens

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志向ページ12

登校し教室につくと既に轟くんが席で座っていた。机に鞄を置いて次の授業の用意をしながら彼に目を遣る

また緊張している。いやただ単に塩対応に戻ってるのかなと思えばどういう顔で挨拶すればいいのかと迷った

「お！おはよう…」
顔が強ばりながら笑顔を作り、挨拶
「ん」

想像した通り案の定、昨日一緒に帰ったところで轟くんの友人枠にスポーンとハマるという訳では無いのだ。ソレほど手強い相手

用意も終わり色々済ませば写真集を開くただ基本は見る専でそう行動(盗撮は除いて)した事がない

友達とお出掛けでカメラマン担当したいけど聞いたことない。
そもそも仲良い子がいない

セーラー服来た轟くんと漁港を発想する
丁度三重にある昔からある港を見ていた
その時衝撃が落ち新しい扉が開いた気がした

2時間目が終わり少しの休憩時間に移り移動教室となる
が、これは場所を聞いて女の子の友達を作るチャンス！

終わってすぐ集まった席の近い子に話しかける。入学式後に挨拶してくれた小学校は他校の方から来た子達

それから無事会話に入ることもせずまま

勇気を振り絞り同じ方向に進む子に紛れ近寄り

「あ、あのう」
「いやさぁ！それで＿＿＿」

「えと、う」
「うんう…あれ？倉田さん。いたんだ？どした？」
「あうああ、ツギの…教室どこです？」
「あ～…えっと」

すっかりあの騒がしい空気はしらけてしまった。堪えがたいこの空気に罪悪感を覚える
「ま、取りあえず倉田さんも一緒に行く？」

道を教えてくれた子の隣の子が言った

光が見えた。目を見開く「は、はい！」大きく頷いた