＿ lens

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志向ページ11

他の子もそうだ
オールマイトの名前が出てきたけど

越えたいじゃなくてなりたい。

そんな轟くんをひとつの男子グループのリーダー各辺りがバッシングするが轟くんの様子が変わる事なく先生が静止の声と拍手と共にバッシングもなくなった

やがて大勢の拍手で次に進められた

轟燈矢への憧れが強まった瞬間で、今でも覚えている

「逆になんでお前は俺を撮るの？」

急な質問に私もクエスチョンマークを浮かばせた
「前に言ったよ」

「知ってる。でもそれだけで話してもないのに追いかけ続けるとか無理だろ。しかも6年間飽きずに」

「あぁ…」

納得した。確かに普通は轟くんに固執する必要もないのに続けている自分には今更凄いと思える

「って、一応話しかけた事あるよ」

「いつ」

「小学4年生の英語の授業で話しかけたの。」
「授業で」
「そう」

あの時は緊張し過ぎて一度声裏返っていた。
ふと、彼の頭の方に目を向ける。季節や年々越えてもう彼の髪は気づいたら白く、真っ赤もいいがこれもいいなって思えた

「思い出せない」
「恥ずかしいから思い出さなくていいよ。というか今の顔撮っていい？」

カシャ、とスマホから撮る横からだけど少し上に向ける瞳がなんとも可愛らしくそれだけじゃない下唇を突き出してもうこれはわざとなんじゃないかなって思える

「げ！撮ってんじゃねぇかやめろよ。というかスマホとか学校に平気で持ってくる奴がいるか？」

「他に持ってくる子いるからいいんだよバレなきゃ、まだ我慢してた方だから許して！」

いつの間にか会話が自然と出来ていて嬉しい
もう分かれ道についた。

寂しい気持ちも押さえ
「じゃあ私はここで」
「ん、」

またねと言う程私達は仲良くないが今はコレで充分

　