番外編…願って下さい、先輩… ページ38
※本編とは全く関係ありません
※七夕の特別編です
※もう付き合ってる設定です
〜夢主side〜
冬弥「七夕の物語って知ってますか」
『…何？ 馬鹿にしてんの？』
私だってそれくらい知ってる。
７月７日の日、私達はお泊り会を実行した。
泊まるのは私の家、窓を開けて空を見ていたタイミングだった。
冬弥「いえ、馬鹿にしている訳ではありません」
『そこガチで答えちゃうところねー…』
冬弥「A先輩、こういう行事に興味無いと思ってたので。
いつも限定の商品見つけても無視するじゃないですか」
それは青柳くんの前で爆食いしてるとこ見られたくないからね。
ほんとは内心食べたくていっぱいいっぱいだよ。
…って、言える訳無いよね。
『そういう青柳くんはどうなの』
冬弥「俺は信じてます。
でも七夕が来たら願おうと思ってた事、もう叶ったので
今年はどうしようか悩んでいます」
『へー…神様が優しくて良かったじゃん』
冬弥「神様じゃないですよ」
驚いて青柳くんの方を向くと、触れるだけのキスをされた。
そのキスが答えなのか…と考える私を尻目に青柳くんは
空を見上げた。
その動作があまりにも彼に合っていて、思わず目を奪われる。
冬弥「A先輩が叶えてくれたんです。
A先輩と付き合えますように、という俺の願い事」
『…じゃ、青柳くんもだね』
冬弥「？ いえ、俺はまだ何も…」
『今、だよ。 今叶えてくれたの、私の望んだ答え』
冬弥「！」
『そうだったら良いなって、願ったんだ』
冬弥「そんなので良いんですか？」
『はぁ…何言ってんの』
背の高い青柳くんを後ろから抱き締める。
『青柳くんが関わってたら良いの』
冬弥「ずるいですね、A先輩は」
『毎回言うね、それ』
一瞬で叶った願い事。
今年の七夕は早いなぁ。
冬弥「ずっと愛してくれますように」
『…え、何で私だけ？』
ずるいのは私だけじゃないみたいだ。
冬弥「俺はずっとA先輩を愛すと、付き合った時誓ったので」
七夕って何のためだろう、と初めて思った。
神様もいらなかったって事か、私達には。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロセカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ramune - 雪さん» 治してあげて下さい (2022年7月1日 20時) (
レス) @page31 id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 青柳くんは、私が治します。 (2022年7月1日 0時) (レス) @page31 id: a43bdecb77 (このIDを非表示/違反報告)
ramune - 雪さん» はい。 喜んでいただけたなら良かったです。 (2022年6月29日 19時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - ありがとう。冬弥となら…進んでいける気がしたよ。 (2022年6月28日 23時) (レス) @page30 id: a43bdecb77 (このIDを非表示/違反報告)
ramune - レムさん» コメントありがとうございます！ 面白いなら良かったです…！ これからも頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします！ (2022年6月6日 20時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ramune | 作成日時：2022年4月16日 18時
