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『 “ 班替え券 ” …？』
類「もし、移動中に他の班と会って希望者が居たら
１回だけ使えるという券だね」
瑞希「へ〜、そんなのあったんだ！ 何か面白そうだし
ボクはさんせーいっ」
寧々「私も別に良いけど…誰か希望したっけ」
ハッとして、青柳くんを見る。
すると、小さく司くんに頭を下げている青柳くんと
顔の前で小さく手を振る司くんの姿が。
あの２人グルだったか…！
私にとっては悪い事なんだよね…嫌な予感。
────
『ほんと、嫌な予感っていう言葉嫌い…』
寧々「ま、まぁ…うん、大丈夫だよ」
私の班は、青柳くん、うるさい男女、そして私の４人だ。
もちろん、他の喋れる４人は向こうの班だ。
司「よし！ では行くぞ、ペガサス隊！！」
類「おや、今日はいつもより本格的にダサいねぇ」
あー…楽しそう…。
目をきらきらさせて、私を見る青柳くん。
もう、諦めよう。
女子生徒「あっ、あそこのスイーツ屋さん美味しそう！
行ってみない？」
男子生徒「お〜良いじゃん！ ナイスアイデア！」
『ここの班は、レポート課題は終わった？』
冬弥「はい、俺がやっておきました」
女子生徒「皆、どう？」
冬弥「俺は皆が行きたいなら良いぞ」
『私は待ってる。 ３人で行ってきなよ』
そう言うと、女の子の表情が暗くなった。
まぁ、思ってる事は大体読み取れる。
女子生徒「…はーい！ じゃ、行こ３人とも！」
男子生徒「おう、そうだな！」
冬弥「あ…」
青柳くんは、まだ何か言いそうだったけど。
〜冬弥side〜
何故A先輩は来ないのだろう。
甘い物が苦手なのだろうか、それとも気を遣ってくれたんだろうか。
もう少し配慮すれば良かったな…。
そこまで考えて、やっと気付く。
俺は、A先輩の事を何も知らない。
勝手に好きになって、知ったかぶりをしていた。
俺は…本当は何も……。
女子生徒「何あの人、ノリ悪くない？」
男子生徒「それな〜、あとうざ過ぎだろ」
突如聞こえたA先輩の陰口。
…いや、違う。
俺は何も知らない訳じゃない。
この２人よりは知っている。
冬弥「それは違うんじゃないか」
静かに講義を始めた。
────
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ramune - 雪さん» 治してあげて下さい (2022年7月1日 20時) (
レス) @page31 id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 青柳くんは、私が治します。 (2022年7月1日 0時) (レス) @page31 id: a43bdecb77 (このIDを非表示/違反報告)
ramune - 雪さん» はい。 喜んでいただけたなら良かったです。 (2022年6月29日 19時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - ありがとう。冬弥となら…進んでいける気がしたよ。 (2022年6月28日 23時) (レス) @page30 id: a43bdecb77 (このIDを非表示/違反報告)
ramune - レムさん» コメントありがとうございます！ 面白いなら良かったです…！ これからも頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします！ (2022年6月6日 20時) (レス) id: b281f98d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ramune | 作成日時：2022年4月16日 18時
