第1話 ページ2
貼り付けたような笑みを浮かべてアタシを囲む6人組
だいたい天女様ってなによ
困惑するアタシをよそに6人の1人はアタシの腕を握った
「さぁ行きましょう」
隠しきれてない殺気をアタシに向ける紫髪
ムカつくけどそうね綺麗な顔
『どこに行くのよ』
「忍術学園ですよ。天女様」
ニコッと効果音が着くような愛想のいい男は傍から見れば害は無さそうだが無論この男もアタシに殺気を向けている
『そう。わかったわ』
態度はムカつくけどよく見たら何人かは綺麗な顔してる
隙を見て喰ってあげる
「なら、私が連れていこう!いけいけどんどーん!!!」
意味のわからない言葉と共に体を持たれ走り出した。
なによ、コイツ速い…!
後ろを振り返るとこの男に引けを取らずに着いてくるその他の5人。鬼狩り…ではなさそうだけど厄介ね…
それからしばらくして、前を見ると忍術学園と書かれた札が下げてあった。
「あ、皆さんおか………!!て、て、天女様!!」
なによ、何奴も此奴も天女様って
しかもそういう割には怯えたり殺気を向けたり
「、あ、あの天女様……こ、ここ此処にさ、サインを…」
サイン…?
『はぁ?さいんって何よ』
声を上げただけでヒィィと腰を抜かすこの男
「サインは名前をこの筆を使って書いてください」
目の下に隈がある男はアタシに殺気を隠すことなく向けてる
怯えてる男から筆を取りAと書いた
「うむ、では行きましょう。ここからは私が案内します」
さいん?を書いたのを確認した男が私の前に立った
・
その男について行くと辺りは静かで心地いい風の音が吹いている。しばらく歩いていると離れに建物があった
「学園先生、天女様を連れて参りました。」
すると中から老人くらいの男の声が聞こえた
失礼します。と中に入ると案の定1人の老人と犬
しかも、天井裏や壁裏にも何人かいるわね…
学園長「初めまして天女様。わしはこの学園の学園長をしておる大川平次渦正という」
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作者名:✻*˸ꕤ*˸*⋆ | 作成日時:2022年9月21日 20時