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三澄班の仕事 ページ6

「死因、どうだった?」


過去に耽っていた時、神倉所長がラボに戻ってきた


「まだ分かりません、薬毒物検査の結果を見てから…」


「高野島さんのご両親が妙な話を聞いたって連絡くれたんだけどね」


そういって所長は持っていたタブレットの写真を見せる。私も三澄班に混ざってちゃっかり覗き込む。
高野島さんの隣に写っている女性に赤丸がつけられており、敷島由果さんという方らしい。何故か「ゆかりん」という愛称まで書かれている。


「ゆかりんか」


「可愛いー」


「あんまり顔は好みではないです」


「好み、聞いてない」


「お前らな…」


写真を見るや否や、いきなり顔の審査をし出す二人に呆れつつ、一体この女性と何の関係があるというのだろうかと疑問に思った。


「まさか、突然死でもしたか?」


「そんな偶然ありますかね?」


「いえ、実はそのまさか…なんですよ」


「え、マジ?」


「それも、高野島さんが亡くなった翌日。」


「で、それも事件性がなかったから二人の突然死に関連性があるんじゃないかと思い、持ってきたと」


「その通りですよ、Aさん。相変わらず察しがいいですねー」


まあ、そうでもなければいちいち持ってこないだろう。で、今回はその死因究明が目的だと。


「まあ、後は頑張れよ」


「え、Aさん、手伝ってくれないんですか?」


「私は三澄班じゃないしな。こっちの記録整理の仕事もまだ残ってる。」


そうだ。私は三澄班じゃない。いちいち首を突っ込んでいてもしょうがないのだ。自分の仕事をしなければ。


「もう、いっそのことAもミコトの班に来なよー!こんな優秀な人材、あんな傍若無人のオラオラ男のとこに置いておくにはもったいない!」


「それはどうも。まあ何かあったら電話しろ。どうせこれから敷島由果の遺体を調べに行くんだろ?」


「えー、Aも行こうよー!」


「こーら、東海林。Aを困らせないの。ほら、行くよ。」


駄々をこねる東海林とそれを引っ張るミコト、戸惑いながらもついていく久部の三人を見送って、私も自分の仕事に戻った。


「突然死…ねぇ…」

名前のない→←未来の為



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(プロフ) - りなさん» まさかコメントをいただけるなんて…!ありがとうございます!自分の思い通りにくっついてくれるか心配ですが頑張ってみようと思います! (2018年3月28日 3時) (レス) id: f8c46eabca (このIDを非表示/違反報告)
りな - これからどうくっつくのかとても楽しみです!更新頑張ってくださいね!! (2018年3月28日 2時) (レス) id: 8a0990f49a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年3月25日 0時

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