「まずはお手紙から。」番外編

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愛、だが…思いつくのは父さんと母さんのことだ



あの2人、主に父は常日頃愛を語っている



語ってるっつーか全面に表現してるというか…まぁそんな感じだ





［思い出に残ってる食いもんでもいいってことか？でも愛だなんてなぁ……］



『……思い出に残る食べ物』





そういや一期が俺に初めて作ってくれたの、みそ汁だな



……初めての料理とも言ってたか





［あー何にも思いつかねー。Aなんか思いついたか？］



『……みそ汁』



［は？］





思い出したら一期に会いたくなってきた



ついでにみそ汁も飲みたくなった





『もうテーマ愛じゃなくて思い出でよくね？』



［ダメだろ。］



『じゃあ愛ある思い出の一品でどうだ？』



［名案だ、それにしよう。早速連絡するか］





かくして、俺らの班は及第点を手に入れた



まぁ、他の班と比べれば点数は低かったが…悔いはない



なぜみそ汁なのかと後に問い詰めらことは知らない。知っても逃げます。




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