06 ページ6
「派手に暴れたようだねぇ?」
『あはは〜わかる?』
冥土帰しの元を訪れると
彼に昨夜入手したデータを渡す。
それがあれば、彼女達の今後も安心だろう
ていうか何とかしてもらわないといけない
「彼はもう帰っちゃったよ?」
『やっぱり
アイツが大人しくベッドで寝てるとは思わないけど』
…今頃は研究所でも尋ねてるのかなぁ?
それとも寄り道せずにちゃんと帰ってくれたかしら。
「あぁそうだ手紙を渡したんだけど
君を探しに行くと言ってたんだねぇ」
『…あ、そうなるのね』
怒ってたよ、なんてケロケロ笑ってくれるのだから
呑気なオッサンだよこの医者は
『どの道家の前で待ち伏せでもしてるだろうから
こっちから出向かなくていいや』
それじゃあ、よろしく。と
医者と話していた個室を後にする
これ以上特に話すことなんてないしね
そう思って病院を後にしようと敷地内を歩いてると
「あ…」
あーあーあー…
『(御坂美琴、か)』
病院にちょうど来たばかりの彼女との遭遇
苦虫を噛み潰したような顔をする彼女をそのまま素通りしようとする
御「ちょっと…待ちなさいよ」
どうやらすんなり帰ることはできないみたいだ
54人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年7月11日 20時