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『来たよー』



病室を開けると、パタパタと打ち止めが走ってきた



打「やっと来たってミサカはミサカはAに飛びついてみたり!」





打ち止めは一方通行と同室に移った
MNWでサポートしているからちょうどいいらしい




一「…遅せェンだよ」

『ごめんごめん』



私も私で、こうしてお見舞いに来てるせいか
すっかり懐かれてしまったみたい





『はい、打ち止め差し入れ』

打「やったぁ!ケーキ!ってミサカはミサカは喜びを舞にして表現してみる!」




病室をくるくるケーキの箱を持って回る打ち止め

私はベッドの横の椅子に腰掛ける




『はい、頼まれた服
文句は一切受け付けないから』

一「あァ?お前がよくやるバイトの服みたいのじゃなかったらなンでもいい」

『アレは…アレで楽しいのよ?』




この前今までのバイトの衣装の話をしていたら
一方通行は頭を抱えてしまった


コイツにまで哀れまれる私のコスプレとは




ガサガサと袋から服を出す
彼がどんな反応するのが眺めていると


それをみた一方通行はピタリと動きを止めてまじまじとシャツをみていた




打「およよ?これはまたなんとも一方通行って感じのデザインですなぁとミサカはミサカは感想を言ってみる」

『お気に召しまして?』

一「まー悪くはねェ」





どうやら、気に入ってもらえたようだ



それからは(それなりに)三人仲良く話しながら時間を過ごした





もうしばらくで彼も打ち止めもそれとあの芳川って人も退院出来る


そんなことを冥土帰しは言っていた


打ち止めの行先は、一方通行と一緒



ケーキをほうばる打ち止めと
コーヒーを飲む一方通行を眺めて





彼が守った命と、彼女に支えられた命



このまま2人が平和に過ごせることを願った。

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年7月11日 20時

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