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膝を抱え蹲る少女に歩み寄る






白地の服は既に抱えた両足では隠れないほど血痕がついていた






それももう既に乾いてしまい変色して茶色っぽい






『…アイツが死んだらぶっ殺してやる』

冥「あそこは僕の戦場だよ?そして僕は必ず戦場から帰還してみせるね。
今まで一人でずっと戦ってきた患者を連れてさ。」






そう言って医師はオペ室へと消えていく。





少女もまた何も言わず
膝を抱えたまま動くことはなかった







ただ、すすり泣く声が廊下に小さくこだましていた

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年7月11日 20時

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