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それからの行動は早かった
思い当たる場所や、データを虱潰しにあたり
携帯からの解析や、天井の形跡
ヤツが何かを企んでいるならば研究所の利用
拠点を絞り込むのも容易だった
そしてたどり着いたある施設
それは第7学区にあるすでに使われていないとされていたはずの研究施設だった
(…ここのデータベースに忍び込んで、解析を)
ページの更新をまって数秒たつと
画面には思いもよらない計画が、表示されたのだった
.
.
.
チッ、なンでンな事してンだ俺はよォ。
打ち止めに付き合ってらンなくなったのはいいが
自然と足は研究施設に向かっていた
今更こンなとこ来てどーなるって話だよ、ホント。
その研究所はつい最近まで妹達を隔離してた施設
「…クソッ、アイツが余計な事言うから」
今更、一万も妹達を殺しておいて
そのままでいいなんて都合良すぎだろうが
大切、だなンてもン俺にはよくわかンねェモン
そんなよくわかんねェものにされて
そのままでいられる訳ねェだろうがよォ…
次の瞬間、施設の入口は凄い音をたてて壊れてしまった
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年7月11日 20時