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おかしい…
風に髪を靡かせながらAはバイクを走らせていた
ついさっきまで居た研究施設は変わらずボロボロのままで
特にこれと言った情報は得られなかった。
自分が消したデータはもちろんだが
書類やら形跡くらいは残ってるかと思えばそれも皆無
というより、クローン製造についてはノータッチの様子だった。
ただひとつ、不審な事と言えば
あれだけの施設だから研究員専用のロッカールームなんかもあるのだが
“天井亜雄”の私物だけがすっぽりと無くなっていたのだ
おかしな話だ
ヤツは量産型能力者計画の段階からすでに関係していたと言うのに…
今朝方リストから見た顔を
私はあの時殺しては居ない
もしかしたらすでに切り捨てられていた可能性もある
…しかしそれなら、リストに載っているのはおかしな話だ
『(逃げた、か)』
とりあえず当たってみる価値はあるはずだ
Aはアクセルを回して更にスピードをあげ
とある建物へと向かっていく
そこは学園都市統括理事会直属の暗部達をまとめる施設だった
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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年7月11日 20時