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それからは特になにもなく平和な日々が過ぎていた



『…って、やっぱりこうなるのね。』



私の日々はまたバイト生活に戻っただけ
ビラ配り、宣伝、野外試食配布…



今日は街の平和を守る婦警さん


だったらもう警備員のあの防弾服でよくないだろうか?



しかももう持っている看板も意味が分からない。



〔 夏休みは今日まで 宿題は終わったか!?〕


と、謳い文句の文房具屋



ちなみに婦警なのは、浮かれた気分を現実に戻すため。って…………



どうして私のバイトはまともなのがないのか。


あ、そっかとりあえず人手不足を片っ端からやるからか!
人手不足っていうのは、人員というよりやりたい人ってことか!ざけんな



『はぁ〜…なんだかなぁ。』




なんて言うか、この前のことがキレイさっぱり無かったことのように感じる平穏さ


研究施設を一つとはいえぶっ壊した私に
今のこの制服は皮肉だよなぁ〜…




「市民の味方の婦警さんに第7学区の行き方を教えてってミサカはミサカは訪ねてみたり!」

『…ン?』




突然聞こえた少女らしい声
振り向くが、そんな人物らしいのは居なくて…



あれ?



視線を下に、スーッとずらすと



『(…なにこれ、てるてる坊主?)』




それともなんだ?妖怪?
どっちにしろなんだその変なコスプレ…




『あ…第7学区はあっち』

「わぁ、ありがとうってミサカはミサカはお礼をいいつつ指された方向に向かってみる!」



タッタカターと走り去っていくてるてる妖怪



迷子かな?もう夕方になるし帰る時間なんだろう。


とにかくおかしな後ろ姿を見送って
私もそろそろ次のエリアに向かうとする




『ん…ミサカ?』

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作者名:弦一郎 | 作成日時:2019年7月11日 20時

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