【富松作兵衛・弐】 ページ7
藤食堂でご飯を食べている時、彼の友人である浦風藤内が話しかけてきた
相席したいらしい
A「えぇ。どうぞ」
藤内「ありがとう。なぁ、作兵衛のことなんだけど」
誰にも聞こえないようにする為か小声で話す藤内に
聞かれたくない内容なのか、と私も少し前屈みになる
藤内「Aさ、作兵衛と恋仲だろ?その、、大変じゃないか?いろいろと」
A「?? 別に大変なことなんてないよ?」
そう言うと藤内は頬づえをつき
「そうじゃないんだよなぁ」といった表情でお茶を啜った
(藤内「あー……作兵衛ってさ、自分のものがなくなるのが大嫌いなんだ」
A「誰だってそうだと思うけど・・・。」
藤内「いやー。作兵衛の場合、物凄いんだよ!独占欲って言うの?そんな作兵衛に恋仲がいるときたら大変だろうなぁって思うのは当然だろ?」
A「はぁ」
イマイチよくわからず、曖昧な返事をすると
藤内は「伝わらないッ」と片手で顔を覆い、もう片方で机を軽く叩いた
作兵衛「とーおーなーいー。なーにしてんだぁ?」
藤内「ほわぁぁあ」
肩をポンっと叩かれた藤内は魂が飛び出すのではないかと言う勢いで絶叫した
作兵衛「そんなに驚くなよ。ちょっと、A借りていいか?」
藤内「アッハイ。」
A「じゃあね。藤内。話せて楽しかったよ」
藤内「俺も楽しかったです」
死んだ目で言われても・・・。
___________
____
_
A「……これは?」
作兵衛「買い出しに行ってたら、櫛の半額があったんだ。そこで買ってきた」
A「超絶センスいいね」
作兵衛「ま、まぁな」
プレゼントされた櫛をさし
くるりと一回転をする(お決まりというやつだ)
作兵衛「・・・。」
チラリと作兵衛を見ると、呆然とこちらを見て薄っすらとだけど
どことなく赤面をしているようだ
作兵衛「に、似合ってる」
A「これ、作兵衛からの贈り物だから、大事にするね」
〜〜〜〜作兵衛の脳内〜〜〜〜
自分の物+大好きな人=最高
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
作兵衛「一生かけて幸せにするからな」
A「浮気したら許さないよ?」
作兵衛「Aだって。俺、嫉妬で何しでかすかわかんねぇんだから、しっかり側にいてくれよ」
A「もっちろん」
左門「暑苦しいったらありゃしないな」
三之助「人の部屋でイチャつかないでくださいー(作兵衛の部屋でもあるけど)」
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢少女リノ - 病んでれぇ…うぉぉぉぉおお!!!!好きだァァァ! (2017年11月26日 18時) (レス) id: f529f52eea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2017年11月26日 17時