【神崎左門の場合・壱】 ページ1
_______謝らなければいけないことがあるんだ
それをどう口に出せばいいのかわからずじまいで
結局ここまできてしまった。多分、その言葉は一生言えないだろう
左門「A。僕がみんなを殺したんだ」
間接的に言えば、だが
そう言えばAは何故と問う
そして、私を殺してくれと懇願してきた
左門「深い理由なんてない。僕が曲者で、元々裏切る予定だっただけの話だ。それと、Aの要望には応えられない。お前は人質だからな」
情報を流したとしても、やはりプロ忍者やそれに近しい者がいる忍術学園を
完全に潰す事は不可能だった。その為下級生たちは皆人質として城に捕らえられている
忍術学園の学園長が、未来ある忍たま達をとるか、忍術学園の存続を望むか
僕だったら後者を選ぶ。代わりなんていくらでも立つのだから
まぁ。どちらを選ぶにしろ、忍術学園そのものを無くすか
忍術学園への信頼を無くすかのどちらかなのだが
左門「A。やっと2人っきりになれて僕は嬉しいぞ?ずっと、ずっと、ずっと。こうしていたいと何度望んだことか」
忍術学園。あそこでは校内の恋愛禁止が掲げられている
だからと言って隠しているのも僕の性格上無理な話だった
だから、この日を楽しみに待っていたんだ
左門「なんだ、その顔は。僕だって人並みに恋はするぞ!」
Aの縛られて少し赤い跡の残る手首を掴む
一生離さないと耳元で呟けば、Aはビクリと肩を揺らし大粒の涙を流した
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夢少女リノ - 病んでれぇ…うぉぉぉぉおお!!!!好きだァァァ! (2017年11月26日 18時) (レス) id: f529f52eea (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2017年11月26日 17時