ブラッディ・マリー (ページ21)

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Marry19 ページ21

グ｢俺は別ルートで新宿にいく
お前らはAの監視の元､指示通りに行動しろ｡いいな?｣

城壁の前でグレンとは別れ､優達は最初の任務へと向かった

グ『まずは原宿へ行って人間達を家畜化してる吸血鬼共の集落を潰せ』

三｢､､､一瞬の気の緩みが死を招く
死にたくなければ緊張感をもって隊列を崩すな!!｣

先程からずっと三葉は喋り続けている

優｢なぁーアイツなんなの?｣

半ば呆れ気味の優にシノアは
かわいーでしょ､なんて言って止めるどころか眺めている

今度はAに同意を求めようとしたのか優がこちらを見た

優｢お前､監視役ならあれ止めなくていいのかよ｣

貴｢いーんじゃない? 楽しそうだし｣

誰も止めようとしない事態にため息をもらしかけたその時

｢キャーッ!!｣

悲鳴を上げながら走ってくる少女を見て
全員に緊張がはしる

与｢ヨハネの四騎士!!｣

追いかけていたのは吸血鬼ではなかったが

優｢まずいっ｣

三｢待て!!｣

助けに向かおうとした優を引き止めたのは三葉だった

優｢何でだよ!?｣

シ｢､､､罠です｣

この世界で少女がたった1人で生きていけるはずがない

三｢あの子は私達を釣る為のエサだ､だから､､､っておいっ?!｣

説明するより先に優は飛び出してしまった

三｢待て!!｣

追いかけていく三葉に続いて君月達も向かおうとしたがそれをシノアが止めた

シ｢吸血鬼が来ます警戒態勢を｣

残った3人が辺りを警戒する中

Aはシノアにここは任せるよ｡と肩をたたき優たちの元へかけていった