ハッピーバースデー ページ16
最近すれ違いが続いている俺ら
俺が休みの日はAが仕事で
Aが休みの日俺が仕事で
ここ何日も会ってないし、話していない
会話と言えば、スマホでもやり取りのみ...
Aは仕事が忙しく
家に持ち込んでるみたいで寝る時も別々
本当は一緒に寝たいが
俺のわがままで迷惑かけなくねぇから
我慢しているが...
ーーーーーーーー
蘭｢三途〜？なんかイライラしてね？｣
三途｢あ"！うるせぇ！｣
竜胆｢おぉ怖っ！あ、そーいや
さっきAちゃん見かけたなぁ｣
三途｢は？｣
竜胆｢俺が経営してる、最近出来たホテル！
そこでAちゃん居たよ？｣
蘭｢行ってくれば〜？｣
竜胆｢Aちゃんも、三途の性格の悪さに呆れて
他の男の所に行ったんじゃない？｣
三途｢くそっ！｣
俺は近くにあったゴミ箱を蹴り
その、ホテルに向かった
蘭｢物に当たるなよ〜｣
と言ってる蘭の声が聞こえたが
全く頭に入って来ず、ただ早くホテルに行く事で
頭がいっぱいだった...
ホテルに着く頃には外は真っ暗に
フロントの女に三途Aは居るかと聞くと
最上階の部屋に居ると鍵を渡して来た
その鍵を受け取り俺はAがいる部屋に向かう
部屋の前に着くとフーと軽く深呼吸をする
ドアノブを回す右手が少し震える
もし、Aが他の男とヤってたら？
Aの前でも多分相手の男をスクラップすると思う
改めて俺にとってAは
でけぇ存在なんだと思った...失いたくねぇ
俺は意を決してドアノブを回しドアを開ける
三途｢A？｣
辺りは薄暗く、あまり視界がよくない
Aを呼んでも返事がなく
俺は光がある部屋に向かった…
部屋を開けるとAが立っていて
大きな花束を持っていた
｢はる、ちゃん！おたん、じょび、おめとう！｣
三途｢え？たん、じょうび？｣
そこで今日は俺の誕生日だと思い出した
誰にも祝われたことの無かった誕生日
いつ、祝われたかも覚えてねぇ
Aが俺に近付いて
｢うまれて、きて、くれて、あーと！｣
三途｢っ！A！｣
俺はAを思いっきり抱きしめ
三途｢A、A、くっ、ありがとう｣
誰かに祝ってもらう事が
こんなに嬉しいなんて知らなかった
Aはこんな俺にも
生まれてきてくれてありがとうと言ってくれた
俺からしてみれば
こんな俺と一緒に居てくれて感謝だ
｢はる、ちゃん！らいねんも、さらいねんも、
ずっと、おいわいね！｣
この命が尽きるまで
ずっとお前と一緒に居たい...
.
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じろにゃん★ - お久しぶりの更新、待ってました◎ありがとうございます！！ (3月13日 20時) (
レス) id: 55a6953e17 (このIDを非表示/違反報告)
じろにゃん★ - 作品が素敵過ぎて泣いちゃいました（ ; ; ）蘭ちゃん推しですが、千夜ちゃん推しになってしまいました（ ; ; ）次のお話を楽しみにしてます！ (11月9日 8時) (レス) id: 2ad09e2f31 (このIDを非表示/違反報告)
はるかな(プロフ) - 樹羅さん» コメントありがとうございます！中々更新出来なくて申し訳ないです。頑張らせて頂きます！ (10月19日 19時) (レス) id: d26f9f19cd (このIDを非表示/違反報告)
樹羅 - この後が気になりますっ！(現在75話) 更新楽しみに待ってます！ 頑張って下さい！！ (10月19日 12時) (レス) @page33 id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
はるかな(プロフ) - 緒方美桜さん» ありがとうございます！ゆっくりですが更新頑張りますね！ (10月17日 6時) (レス) id: d26f9f19cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるかな | 作成日時：2023年10月7日 7時
