INIの紅一点は最年長です 2 (ページ7)

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わざとじゃないページ7

Aside

今日はダンスレッスン。

新曲の練習だから、いつもよりちょっと気合い入ってる。

あ、いつももすごい気合い十分だよ？

そうして、練習が始まっていく。

何回か通して、そこでズレていたりするところを修正する。

柾哉「あ……Aと豊凡のペアのとこちょっと早いかも」

豊凡「あ、ごめん」

A「まじかー」

柾哉「1回そこだけ合わせてもらっていい？」

そうして、フェンと私だけ曲に合わせてその部分だけやってみる。

豊凡「わ、、！！」

ちょうど私とフェンの足がつっかかってしまった。

目を開けると、目の前にはフェンの美しい顔。

理解するのに数秒かかったけど、これ、床ドンってやつだ。

あ、もちろんフェンも私もそういう気持ちは一切ないよ？

洸人「あ、笑」

迅「豊凡くん床ドンや笑」

フェン、なんとも言えない表情しないで？

豊凡「ごめんごめん笑」

そうしてゆっくりと私から離れるフェン。

いつでもフェンはいい意味で自分のペースを持ってていいなと思う。

威尊「豊凡わざとー笑？」

豊凡「違う違う笑」

雄大「豊凡はこういうやつはしなそうやな笑」

理人「わざとならもっと優しくしそう」

あ、りーくんの言ってることちょっとわかるかも。

柾哉「じゃあもう1回！」

A「はーい」

一瞬練習室に微妙な雰囲気が漂ったけど気のせいにしておこう。