INIの紅一点は最年長です 2 (ページ37)

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救世主ページ37

Aside

今日は公演2日目。

不安はあるけど、昨日の京ちゃんの言葉を信じる。

京介「大丈夫？」

A「京ちゃんがいるから大丈夫」

京介「何それ笑」

本番ギリギリの直前も私は京ちゃん含め、メンバーと話して心を落ち着かせる。

京介「……そろそろ行こっか」

洸人「ぶちかますぞー！」

そんな洸人の声で、私たちは登場した。

INI「Log in to us INIです！」

そうして、早速1曲披露して少しトークタイム。

みんなに酷い対応をとられても、みんながいる。

そう思ってトークに参加していた。

柾哉「いいですねぇ、Aはどんな思いで？」

A「そうですね、私は……」

私が話し始めた瞬間、やっぱりペンライトは下ろされ始めた。良くないことを書いてあるうちわもチラホラ見えた。

それでも、私のことを応援してくれている人もいて、じーんと心が温まった。

少し間が空いて、「すみません笑」と話を戻そうとする。

京介「…あの！！」

私の救世主だった。

京介「ペンライト、レモンイエローつけてください！

良いうちわだけあげてください！

俺からのお願いです。よろしくお願いします！」

と、深くお辞儀をした。

A「京ちゃ、ん、」

それを聞いたみんなが、少しづつ私のメンカラの
ペンライトをつけ始めてくれた。

悪いようなうちわも全然なくなった。

柾哉「俺らは12人グループです！1人たりとも悲しい思いをさせません！！」

みんなの真剣な顔が、目に焼き付く。

A「みんなありがとうございます！

私はみんなのことが大好きなので、今までもらった愛を返していきたいと思ってます。

少しだけ、力を貸してください！

今日も楽しみましょう！」

深くお辞儀をして、パフォーマンスをした。