INIの紅一点は最年長です 2 (ページ32)

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最初から頼ればページ32

Aside

言いたいことを必死に言って、その後に大泣きしたからかあるいは…痩せすぎか…体がふらっとなってそのまま倒れ込む。

洸人「A！？」

一瞬ふらっとなっただけだから、ギリギリ起き上がれるし喋ることは出来る。

ちょっと朦朧としちゃってるかな、。

A「あ、ごめん、、笑」

そうして起き上がろうとしたけど、洸人に止められた。

洸人「ほらまた無理して笑ってんじゃん。あとそのままでいいから。」

洸人「みんな呼んできていい？したら色々買ってきてもらったりできるし」

A「そうするまでもないからさー、笑ちょっと休ませて」

ただでさえライブで疲れているのにさらにフル稼働されてしまうのは申し訳ない。

洸人「あー、呼んでいいのね。みんなおまたせー！」

はい？？？

A「ちょっ、洸人！勝手なことしないで」

洸人「みんなAが1人で頑張りすぎて不安になってんの。こんな時だけでも年下頼れよ」

そう洸人が言ったのを確認したようにみんながぞろぞろと入ってくる。

柾哉「さっきガタンッて音したのAちゃんだったの！？」

将吾「ソファ開けるね」

豊凡「水買ってくる」

威尊「Aちゃんどこが辛いん？」

匠海「なんか薬とかあるんやったら取ってくるで」

理人「ちょっと肌寒いっすよね？上着上着……」

京介「理人、はい、これもとちゃんの上着」

大夢「これ頭に敷くと楽かも」

雄大&迅「じゃあ俺らで運ぶ」

改めてみんなの団結力に感動する。

なんだ、年下だし、普段があれだからってみんなのこと
舐めすぎてた。

迅「なにAちゃん笑っちゃってるのー」

雄大「なんやってー？」

私を運んでくれている2人にバレちゃった。

A「いや、こんなにみんな頼れるんだったら
頼ればよかったなって」

迅「当たり前でしょー？」

雄大「辛い時はいつでも頼ってや」

いつもはハツラツとした年下組の2人なのに、今はとても安心感があった。