INIの紅一点は最年長です 2 (ページ23)

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ペンライトと歓声ページ23

Aside

今日はライブ本番。今日は食べようと思ったけど緊張からか食欲が無くて何も食べなかった。

ずーっとお腹すいて本番迎えるより全然いいから助かった。

洸人「よし！！！」

洸人の喝が入って、MINIのみんなの前に姿を現す。

早速今日はダンス系の曲で始まる。

MINI「きゃあああああ！！！」

そんなMINIのみんなの歓声はやっぱり嬉しい。

私をよく思わない人なんてここにいない。

MINIのみんなが私を含め全員を応援してくれてる。

そう思っていた。

柾哉「そうですねぇ、Aちゃんはどうですか？」

少しだけお話コーナーがあって、私に話が振られた。

A「そうですね、……、」

急に観客からの歓声が無くなり、少しだけ暗くなった気がする。

ペンライト……降ろされてる、、？

4分の1……くらいの人がペンライトをぞろぞろと降ろしている。

歓声も一気に少なくなる。

A「そうですね、やっぱりMINIの皆さんには楽しんでほしいので、いつでも最高を更新できるライブにしていきたいと思います！」

笑顔でいなきゃ。

アイドルはこんなことで下を向いちゃいけない。

笑わなきゃ。

そう思うほど顔が強ばる。

ちらっと横を見ると、今までにないくらい怖い顔をしている洸人がいた。