おにいさんたちだぁれ？【d!】 (ページ11)

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捨て子が九人ページ11

夢主side

　

私とトントンさんが部屋に入ったら、お父さんがこう言った。

「よしそろそろ3時だろう、トン氏、洋菓子持ってきてくれ」

「いやグルッペンが食べたいだけやろ」

「グッ………………トン氏はAが洋菓子食べてるところ見てみたくないのか？！」

「……………………まぁ…うん」

「見たいだろう？！なら、洋菓子持ってきてくれ！！」

「はぁ…はいはい持ってきますよー」

そう言ってトントンさんは部屋を出ていった

洋菓子ってなんだろう、？

『おとうさ、洋菓子ってなぁに、？』

「洋菓子っていうのはだな甘くて美味しい食べ物だゾ！」

『美味しい、？食べたい、！』

「焦らなくて大丈夫だ、Aの分もトン氏が持ってきてくれる」

『やった、！』

お父さんは洋菓子好きなのかな、？
ワクワクしてる気がする、私もワクワクしてるけど、！

まだかなぁー！早く食べてみたい…

キィッ、と扉が開いたと思ったら洋菓子を持ったトントンさんがいた

「おうグルッペン、持ってきてやったぞ」

「流石だトン氏！！さぁ俺にもくれ！」

「いやお前のはないから」

「何故だ？！」

「当たり前だよなぁ、書類しないやつにはねぇわ」

そうトントンさんが言った途端、お父さんは猛スピードで書類？をやり始めた

「Aは先に食べよか」

『あ、でもお父さんは、？』

「大丈夫やで、どうせすぐ終わるから」

『そうなの、？』

「おん、やから先食べよ？」

『分かった、！』

トントンさんが私の前に洋菓子を持ってきてくれた。

あ、この上に乗ってる赤いの知ってる！いちごだ！

よくママとパパが食べてたやつだ、ずっと気になってて食べてみたかったの、食べれるんだ、

ぱくっ、と私は恐る恐る洋菓子を口の中に入れる

　

　

　

『何こぇんまぁ…！』

口の中に入れたらいちごの少し酸っぱいのとケーキの甘いのがぶわぁぁって、！

美味しい、！

「んﾞんﾞ……………良かったなぁ」

トントンさんは私を見てニコニコしてる、食べないのかな、？

そういえばお父さんは…？

まだ書類？をしてる…大変そうだな…

………………あ、そうだ、お父さんにもこれあげよう、！

そう思い私はお父さんの方へ向かった。